専大に敗れ悔しさ残る春季リーグ最終日/春季関東学生1部リーグ戦

2014.05.21
専大に敗れ悔しさ残る春季リーグ最終日/春季関東学生1部リーグ戦
 先週の早大戦で4年連続の春季リーグ優勝を決めた明大。全勝優勝に向けて挑んだ最終日だったが専大相手に思うように力が入らず1ゲームも取ることができず敗戦を喫した。しかし森薗政崇(政経1=青森山田)が個人賞を三つ獲得するなど優勝校にふさわしい健闘を見せた。

 悔しい一戦となった。1番手を任されたのは丹羽孝希(政経2=青森山田)。どのセットもギリギリのところで追い付くことができずストレートで敗れ、流れは専大へ。続く2番手はリーグ戦負けなしだった森薗。1、2セットを連取され後がなくなったものの3、4セットで猛追を見せる。しかし「最終ゲームはスタミナや集中力が切れてしまった」(森薗)とフルセットで敗れ悔しさからか顔を覆った。「自分のプレーができなかった」と語るのは3番手有延大夢(商2=野田学園)。3球目がうまくつながらず1セットを取るも敗北。続く4番手は平野友樹主将(商4=野田学園)・有延組。チームが0―3で負けている後がない状況で強気なプレーを見せたが2セットを連取され、奮闘するも1―3で敗れた。専大相手にストレートで敗れ、目標だった全勝優勝はかなわなかった。

 圧巻の個人賞三冠だ。リーグ戦全出場で7戦6勝の活躍を見せた森薗が殊勲賞、最優秀選手賞、最優秀新人賞を手にした。現状に満足することはなく「これからゆっくり自分の卓球について考えたい」と語る森薗。これからの成長にますます期待が懸かる。

 最終戦を悔しい結果で締めくくったもののグランドスラムへの挑戦権は失っていない。7月には昨年敗れグランドスラムを逃したインカレが控える。昨年の悔しさを晴らし「リベンジする」(田崎俊雄監督)と気持ちは前を向いている。グランドスラム達成へ向け明大卓球部のさらなる成長が楽しみだ。