
大亀、上田が全日本初出場を決める/関東女子学生選手権
全日本への一本を決めた。上田は1回戦から5回戦まで順調に勝ちあがった。全日本出場権の獲得を決める5回戦は長時間に渡る接戦となった。最後まで気持ちを折らずに臨んだ延長戦。相手の隙を逃すこと無く執念のメンを決め、見事全日本への切符をつかんだ。
続く6回戦では2本勝ちをする快進撃を見せ調子の良さをうかがわせ、7回戦では強敵・松本(法大)を相手に迎える。上田は「本当に憧れの選手」と尊敬する松本を相手に序盤から積極的に攻めていったが、力及ばず。華麗な返しドウを決められ、ベスト8進出は果たせなかった。
全日本進出は決めたものの、表情はゆるまない。「戦い方のバリエーションを増やしていく」と自身の課題を冷静に分析した上田。今日の試合では3回戦でツキを決める場面も見られたが、その戦いぶりはメンが主体となっている。「その試合その試合で臨機応変に決めれる技を磨いていきたい」と気持ちは次を見据えている。全日本、団体戦に向け日々鍛錬を積み重ねていく。
2本決めをする快進撃をみせた。大亀は調子がよく6試合中3試合を2本決めで勝利し危なげなく4回戦まで駒を進めた。全日本を懸けた5回戦の相手は上段で迫力があった。しかし大亀はその迫力に押されるどころかものともせず、果敢にコテで攻めて2本勝ち。見事全日本出場権を獲得した。「個人戦は苦手」という大亀ではあったが、その発言とは裏腹に2年生ながらベスト32という成績を残した。
悲願の全日本初出場をかなえた。「全日本の出場が決まった時はほっとした」と大亀。負けた選手も善戦が多く、団体戦につながる内容だった。今大会での反省を胸に全日本までの練習期間も稽古に汗を流し続ける。
[島村昭二]
試合後のコメント
上田
「今までやってきたことを出そうという気持ちで最後まで気持ちは折れずに試合に臨めました。最後の試合で戦った松本選手(法大)は本当に憧れの選手なので、胸を借りてという感じでした。まだまだ力が及ばなかったです。(今後の課題は)最後の試合では本当に相手にならなかったのでこれから強い相手との差を詰めていけるように練習していきたいです。具体的には、自分はメン主体の戦い方なんですけど、今後は戦い方のバリエーションを増やしていきたいです。その試合その試合で臨機応変に決めれる技を磨いていきたいと思います。(これからの意気込みは)去年は団体戦で関東で1回戦負けで全日本に行けなかったので団体ではみんなで勝ちに行けるようにしたいです。個人戦の全日本は初めての出場なので思いきって戦っていきたいです」
大亀
「今日は楽しもうという気持ちで望みました。全日本の出場が決まった時はほっとしました。個人戦は苦手だったのでいい結果に終わってよかったです。全日本の相手は当然ながら強いと思うので、全日本までの練習期間はがんばります」
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