
関カレ開幕 1部残留に向け好発進/関東学生対校選手権
納得の準優勝だ。八木沢にとって久しぶりの1500mだったが、決勝では「練習から持っていたイメージとの差はなかった」という快走を見せた。オムワンバ(山学大)にはあと一歩届かずも「序盤は風よけを使いつつ、中盤でポジションを上げてスパートという、きれいな形ではまったレースになった」(八木沢)と前向きに語った。来週は5000mを控えている八木沢。大学4年目にして初めて全力でぶつかるという大六野秀畝(政経4=鹿児島城西)との直接対決に注目が集まる。
表彰台まであと一歩だった。1万mを4位で終えた文元。終盤まで5人の先頭集団に残っていたがラスト500mで勝負は動き「思いのほか早い段階でスパートをかけてきた村山(城西大)に固さが出てしまった」とスパート勝負に敗れた。「4位入賞は果たしたが「いつもあと一歩、殻をやぶれないでいる」と悔しさをあらわにした文元。「競技者である以上、まだ上があるのでそこを目指したい」と今後に向けて力強く語った。
関東学生陸上競技対校選手権はあと3日間開催される。1部残留に向けどれだけポイントを獲得できるか各選手の活躍から目が離せない。
[田中莉佳]

惜しくも表彰台を逃した文元
試合後のコメント
八木沢
「久しぶりの1500mのレースでしたが、イメージを持って練習をこなせていましたし、高校からやっている種目なので、イメージのギャップも無くすんなり入れました。特に決勝はのびのび走れました。オムワンバ(山学大)の力が抜けているのは分かっていたので、単独走で潰れればラッキー、しっかり2位を、と。序盤は風よけを使いつつ、中盤でポジションを上げてスパートという、きれいな形ではまった良いレースになったと思います。オムワンバが思いのほか逃げました。優勝はしたかったですが、チームの一部残留へ1500mで足場を作り、これからの選手に勢いをつけられたという意味では、2位は悪くない結果だと思います。今日のレースで刺激が入ったと思いますが、悪くない刺激だと思うので、うまく来週のレースにつなげたいです。5000mは大六野と初めて全力でぶつかるレースなので楽しみです。出場する3人は今一番走れているメンバーだと思うので、他校と争ってそれぞれが上位に来ればいいです。5000mには自信を持っているので、優勝を狙いたいです」
前野
「とにかく得点を取ることが目標であり仕事だったので、4位で5点取れたことは良かったです。強風の中で集団になることは予想できていましたが、勝負所での位置どりが響いて順位に影響してしまいました。ラストスパートで体が動いていただけに、生かしきれず残念でした。スピードには自信を持っていたので、まず六大学1500mで試運転、そして走り切る体力作りで関東インカレ直前に5000mに出場しました。チームが発奮するきっかけにはなれたと思います。明日、来週の関カレでチームが一部残留するために応援して、盛り上げていきたいです。今後は引き続き体力強化に取り組み、トラックの力を付けて駅伝シーズンにもつなげていきたいと思います」
文元
「表彰台に乗りたかったです。いつも区間賞などスポットライトが当たるところまであと一歩で、その一歩が近くて遠いです。何か殻を破らないといけないのだと思います。スパート力もそうですし、体力があって余裕があればスパートできるわけなので、実力が足りないのだと思います。レースはラスト500mで村山(城西大)に仕掛けられて固さが出ました。風は感じましたが条件は同じです。集団の中で前に壁を作って対策できて、総合的には良いイメージでレースが出来ました。競技者である以上、まだ上があるのでそこを目指したいと思います」
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