
開幕戦で快勝 グランドスラムへの第一歩/春季関東学生1部リーグ戦
2セット目で危ない場面はあったものの圧倒的な差を見せつけた神。「プレーで応えたかったから、ストレートで勝てて良かった」と語る神は今年で最終学年。3年前のグランドスラム達成を知るメンバーが最終学年になった。悲願のグランドスラムに向けて調子はかなりいい。「明日の駒大戦のメンバーはまだ発表されていないが、もしまた自分が出られるならしっかりと役目を果たしたい」(神)と意気込みを語った。
決して慌てることはしなかった。2番手を任されたのはスーパールーキーとの呼び声高い森薗。今回の大会が明大でのデビュー戦となったが気負いはなかった。しかし「あらかじめたてていた戦術が上手く機能せず流れが悪くなった」(森薗)と語るのは2セット目。1セット目で11―2と快勝したものの2セット目は飯野(大正大)に傾いた。それでも慌てることなく続く3セット、4セットでは底力を見せつけた。「みんなの応援があったのでいつも通りできた」(森薗)と明大の団結力をうかがわせた。森薗自身いまだ本調子ではないが明日以降の活躍にも目が離せない。
続く3番手は入学当初からレギュラーとして活躍していた松下海輝(商3=希望が丘)。カットマンの相手を危なげなくストレートで下し勝利に王手をかけた。しかし昨年の全日本大学総合選手権大会で1位に輝いた平野友樹(商3=野田学園)・有延大夢(商1=野田学園)組はどのセットも接戦の末にフルゲームで敗れた。だがリーグ戦は始まったばかり。「まだ前半戦なので心配はないと思う」(平野)、「個人として明日は3―0で勝つ」(有延)と頼りになる言葉が聞けた。最終戦は町飛鳥(商2=青森山田)が1セットを落とすものの勝利。初戦は4―1の快勝で明日からの戦いに弾みをつけた。悲願のグランドスラムへ向け、明大の挑戦は続く。
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