
前回王者白鴎大に敗れ2回戦敗退/関東大学女子選手権
スターターは、川副舞(理工3=富士学苑)、千葉美知瑠主将(文4=東京成徳)、儀保梓(政経3=那覇)、伴真衣香(文3=東京成徳)、萱沼史織(情コミ2=埼玉栄)。
懸命なディフェンスが得点を呼び寄せた。47点もの差をつけられ迎えた第3クォーター、高さを武器にインアウト両方を駆使し効率よく加点してくる相手に対し、ディフェンスから流れをつくった。高い位置でのカットなどで相手の攻撃の芽を摘み攻撃へとつなぐ。これで第1クォーターからの空気を一変させるととこの日21得点とチームトップの成績を残した伴を中心に得点を重ねる。オフェンスリバウンドやルーズボール、スティールと積極的にボールに飛び込み奮闘。負けはしたものの1部相手に62得点と健闘すると終盤には笑顔も見せた。
敗戦を喫したものの多くのことを学んだ。「良いところと悪いところに気付けた」と千葉主将。今日も試合の流れを変えたようにディフェンスから走るチームのカラーこそ明大の武器であることを確信した。一方課題は今季も変わらずリバウンド。これを改善できるかが試合の流れをつくるカギとなる。「1対1とかでは対等に戦えているところもあった」(伴)と1部相手にも通用する部分も見つけ、自信を付けた。
目指すは2部昇格。すでに照準はリーグ戦に合わせている。昨年創部史上初めてつかんだ2部3部入替戦の舞台。しかし関東学大に惜しくも3点差で敗れその夢をかなえることはできなかった。昨年度新人戦で2部校を倒し2回戦進出を果たす立役者となった伴や北浦彩加(国際3=大津)といった実力者たちも上級生となりその期待は高まる。「2部昇格、そこしか見ていない」(千葉主将)。トーナメントでの収穫を糧に悲願達成に向け、新たなスタートを切った。
[吉川真澄]
試合後のコメント
千葉主将
「昨日雰囲気の悪い状態で終わってみんなで反省して気持ちを切り替えて今日臨んだ。負け試合だったが良い部分がたくさんあってよかった。昨日は得点できないときにディフェンスをやらないでどんどん下がってしまっていたが今日は得点できなくてもディフェンスをしっかり頑張って得点につなげられた。3部と1部なので当たりが全然違う。フィジカルも相手のほうが上だったので相手のディフェンスはかなりきつかった。それでも収穫がたくさんあった試合だった。自分たちはディフェンスから速攻に行くというカラーでずっとやってきている。ディフェンスを頑張った結果今日は速攻が出たりして良いところがいっぱい見えたのでそこを続けていく。逆にリバウンドはずっと課題になっていて今日もリバウンドをやられているところがたくさんあった。今日は良いところと悪いところに気付けたというのが収穫。焦点はリーグ戦。2部昇格、そこしか見ていない。それを達成できるように修正すべきところを修正して良いところは伸ばしてやっていきたい」
伴
「戦い切った。最初は速さと強さに圧倒された。けど1対1とかでは対等に戦えているところもあったしオフェンスリバウンドとかは結構やれた。後半はとにかく楽しかった。最初は相手にビビっていたのもあってよくなかったけど後半は本当に楽しくやれた。昨日の試合は雰囲気が悪くなったけど今日は終わり方もよかった。昨日の修正もできたし今日の試合の中での修正も早くできたのでよかった。リーグ戦では短い間隔の中で修正していかないといけないので。1部相手にこれだけできたというのは収穫だし立て直して成長できたのがよかった。いいチーム。大会に入る前にはケガ人が多くて練習試合もできなくて大会に臨んで不安だったけどこれからが楽しみになった大会だった。これからもっと成長していけると思う」
松本真衣(理工1=鵬学園)
「相手は前回王者で格上の白鴎大ということで、今日はとにかくがむしゃらにやろうと思ってプレーをした。相手とやってみて通用したと感じたのがドライブインだった。逆にストップシュートは相手の体格もあり、あまり通用しなかった。今後はステップインなどを使っていかなくちゃいけないと感じた。大学生になり高校生の時以上に遅くまで練習があるし、1人暮らしなので全部自分でやらなくちゃいけないので色々大変だ。それでもチームの目標である2部昇格のために、少しでも先輩に貢献できるように頑張りたい。個人としてはディフェンスをもっと頑張るのと、現在はフォワードをやっているがゆくゆくはガードになると思うので、もっとボールを運べるようになれるようにしたい」
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