1年生が大学角界デビュー/東日本学生新人選手権

2014.05.12
 各大学の1年生が競い合う新人選手権。明大からは森田拓巳(商1=流山南)、根岸猛(政経1=埼玉栄)が初土俵を踏んだが、予選トーナメントを勝ち抜くことはできなかった。

 納得のいく結果は得られなかった。森田は予選2回戦、突き倒しで相手を圧倒して危なげなく勝利したが、続く3回戦で敗退。「自分の実力が出せなかった。もっとできたと思う」(森田)と、未練を残した。根岸は一度は勝ちと軍配が上がるも物言いがつき、取り直し。まわしをひいて前に出る相撲で体格の劣る相手に優位に勝負を進めるも、最後に土俵際でうまくうっちゃりを決められ、敗戦。「前に出るという自分の相撲は取れたが、土俵際が甘かった」(根岸)と振り返るように、最初はリードしただけに悔しい一番となった。

 決勝トーナメントへの進出はならなかったものの「勝負ができる片りんは見えた」(守重佳昭監督)。目のケガにより今大会は棄権となった田原勇也(政経1=報徳学園)も稽古はできており、今後の活躍に期待が懸かる。

 来月8日には東日本学生選手権が行われる。「これからしっかりと稽古して、ベスト4以上を目標にする」(小川清彦総監督)。この大会で初めて大学相撲の土俵を踏んだ1年生も「レギュラーに入れるよう練習していきたい」(森田)、「努力して結果を残したい」(根岸)と意気込みを語った。

[渡辺由理佳]

試合後のコメント
小川総監督

「根岸は負けたが、相撲は悪くなかったです。負けましたが、前に出ることはできました。前に出ることは大事です。内容は悪くないです。森田は同じ千葉の柏日体のに負けた。負けてはいけない相手だった。頭、胸が上がっていて悪い体勢だった。田原は目のケガで出場できなくて残念だった。(来月の東日本学生選手権に向けて)宇和島、宇佐と良い結果を出せて、これからしっかりと稽古してベスト4以上を目標にする」

守重監督
「今年入った1年生は岩村が膝の手術をしたところと、田原が目のケガをしていて出られなかったが、稽古はいい感じでできていて、出場できれば田原は上位が期待できる。根岸の相撲内容は悪くない。欲を言えばもっと勝ってもらいたかったが。森田はこれから体重を増やして頑張ってほしい。今日で勝負ができそうな片りんは見えた」

根岸
「前に出たが、土俵際が甘かった。自分の相撲は取れた。相撲に勝って勝負に負けたという感じ。これからは努力して結果を残したい」

森田
「今日は自分の実力が出せなかった。もっとできたと思う。高校と大学では皆 体格が違う。これからレギュラーに入れるよう全体的に練習を頑張りたい」