了徳寺大に勝利 まずは初戦突破/関東大学女子選手権

 関東女子大学選手権、昨年の結果から今年は予選が免除となったため今日が大会初戦となった。了徳寺大相手に大量得点こそならなかったが、前半の堅守もあり69-36で勝利。初戦突破を決めた。明日の2回戦は前回優勝の強豪白鴎大に挑む。

 スターターは、川副舞(理工3=富士学苑)、松本真衣(理工1=鵬学園)、千葉美知瑠主将(文4=東京成徳)、伴真衣香(文3=東京成徳)、萱沼史織(情コミ2=埼玉栄)。

 序盤に主導権を握った。試合開始直後互いになかなか得点が入らない中、最初の得点は了徳寺大であった。すぐさまバスケットカウントにフリースローを決めて逆転すると、その後は小気味良い速攻を中心に得点を重ねた。マンツーマンで守るディフェンスも機能し、第1クォーターが終わって23-4といい立ち上がりとなった。しかし「100点ゲームにできる試合だった。簡単なシュートを外しすぎた」(伴)と言うように、思うように点差を広げることができない。それでも第2クォーターも4点にしのぎ前半終わって36-8とする。後半に入っても思うように得点できない時間が続き、第3クォーターでは多少の反撃を許した。それでも結局は前半のディフェンスが勝負を決め69-36で勝利した。

萱沼のオフェンスが光った。一人でチームの得点の3分の1以上を占める24得点の活躍でオフェンスをけん引した。リバウンドをとってそのまま決めるシーンなども見られ、力強さが目立った。

初戦突破を決め、次の相手は前回大会優勝の白鴎大だ。「明日はもうただ思い切りやるだけ」(千葉主将)と意気込み十分。格上で厳しい戦いになることが予想されるが、気持ちの面で負けずに明大らしいバスケを目指す。

[尾藤泰平]

試合後のコメント
千葉主将

「最初に4つテーマを決めた。ディフェンス、リバウンド、走る、出だし。4つとも全部できてなかった。それで流れが悪くなって修正できなかった。自分が声を掛けなきゃいけないのに、チーム全体が見れていなかった。悪い流れで試合が展開してしまって情けない試合になってしまった。リーグで2部を目指すという先を見据えた試合ではなかった。その場限りの試合になってしまった。集中力が持たない。流れが悪くなってそのままずるずるいってしまうのが今のチームの悪いところ。そこをしっかりリーグまでに修正していかなきゃいけない。去年まではリーグをして試合の流れを分かってから(本戦に)臨めたんですけど、今年は試合やらずに入ってしまったので気持ちが全然入っていなかった。選手一人一人が試合という気持ちで臨めていなかったのが一番大きい。2部昇格という目標を考えたらまだまだ全然できあがってきてない。プレー的にもあってない。でもそういうことに今日早い段階で気付けたので良かった。1年生は思いっきりやりたいようにやってくれているので上級生が合わせればいいという感じ。1年生はちゃんと役割を果たしてくれているのであとは上級生が役割を果たしていかなければならない。今年はコーチも変わったし、プレースタイルが変わっているようで変わってないし、変わってないようで変わっている。ポジションが確立しない。だからその時々でポジションが変わって混乱してしまう。明日はもうただ思い切りやるだけ。やれなくても嫌にならないでベンチとコートの中と一つになってしっかり声出して自分たちのカラーをしっかり出したい。あとは格上とやってどれだけ自分たちのやりたいことができるのかというのを試して課題はどんなところか今日明日の試合で見て今後につなげたい」


「今日は100点ゲームができる試合だった。簡単なシュートを外しすぎてしまったために得点を重ねられなかった。1ピリ、2ピリは4点で抑えることができたのにだんだん悪くなっていったことは反省しなければならない。相手の傾向を見極めることができるのだから試合の後半こそ良いゲームにできるはずだ。試合中のチームの雰囲気が悪かったので試合後のミーティングではそういう面を話し合った。今日の相手チームのように声を出して良い雰囲気を作らなければならない。格上との対戦をひかえチームの雰囲気という点でもしっかりとした準備が必要である。明日の試合は体力面でもメンタル面でも厳しい戦いになると思う。こっち(明大)はやられてあたりまえだし、むこう(白鴎大)はやってあたりまえな部分がある。だから思い切ってシュートなどひとつひとつのプレーでやってやるぞという気持ちでプレーしたい。また、今大会を迎えるにあたりリバウンドと攻守の切り替えの二点を意識して取り組んできた。しかし今日それを十分に発揮できたわけではないので改善できるようにしたい」