
専大に勝利も「攻めきれない」/春季オープン戦
今シーズン、公式戦初戦で難なく白星。だが、試合後指揮官の口からは苦言が呈された。「意識の問題。攻めきれない、決めきれない」(岩崎監督)。34対7。後半第3Q、第4Qには若手の起用を増やし余裕も見せたが、「春の関学戦で勝利」を目指すチームにとって満足できる勝利ではなかった。
スタートに失敗した。前半だけ見ると27得点。だが、第1Qは8分にWR#18橋本英幸(農4=滝)が27ヤードのフィールドゴールを決めたのにとどまった。
第2QはQB#15廣瀬湧基(商4=足立学園)からWR#16岩下寛武(理工4=春日部)へのエンドゾーン間際へのパスか押し込み得点。攻守が変わった20秒後には、相手のファンブルを見逃さず再び攻撃権を獲得。相手陣の18ヤードからRB#26梶山修巧(理工3=佼成学園)が走り込みタッチダウンを決めた。前半終了間際の1分過ぎには、RB#99赤津裕之(文4=日大三)へのタッチダウンパスを成功させ広げたリードは24点。柳龍太郎主将(営4=日大三)は「第1Qで取れなかったのは問題」とスロースタートを指摘した。
その一方で明るい材料も見つかった。後半第3Q、廣瀬に代わってQBに入ったルーキーの#3中村聡(政経1=海陽学園)は投入直後からランとパスを立て続けに成功。エンド際6ヤードまで進み、得点にはつながらなかったが「もともと持っている能力が高い」と指揮官たちの期待値は高い。中村自身も「緊張したけど、1年生だからというのは甘え。スタメンの気持ちでやっていきたい」と頼もしい。今シーズン、秋のリーグ編成により昨年のブロック2位の明大は上位ブロックでの戦いが決まっている。絶対王者日大の他に、法大や早大など強豪との連戦が予想される。高橋輝ヘッドコーチは「秋の連戦に備えて、若手の育成が必要」と春先の課題を口にした。
関学戦まで残り残り7日。67回目となる伝統の定期戦で新生グリフィンズは16回目の勝利を目指す。「自分たちはまだまだ甘い。これからできることはたくさんある」(柳主将)。尽きない向上心と共に青の壁に立ち向かう。
[奥村佑史]
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