
上田が全日本出場も初戦敗退/全日本選手権大会
無差別級国内最高峰の大会である全日本選手権に上田轄麻(政経3=愛知県私立大成)が挑んだ。シードの上田は2回戦で昨年度講道館杯100㎏級優勝の増渕(旭化成)と対戦したが、一本負けを喫し初戦敗退となった。
勝負は終盤に決した。上田も増渕も互いに一歩も引かないまま試合は進み、残り1分。それまで攻め込んでいた上田だったが、増渕に一瞬のスキを突かれ背負投で技ありを取られた。そこから固め技で抑え込まれ、合わせ技で一本。指導の差でリードしていたが、一気に試合を決められて初戦敗退となった。
対策はできていた。シードだったこともあり、増渕の1試合目を見て研究した。「しっかり対増渕の準備もできていた。いい体調で臨んでいた」(猿渡琢海監督)。しかし、序盤に積極的に攻めていたこともあって、終盤に疲れが出た。「前半の組手が最後までできていればあのまま勝っていたと思う」と監督も認める攻めができていただけに、惜しい敗戦だった。
次に上田が控えるのは5月の無差別団体戦。3年の上田には主軸として期待が懸かる。「明大柔道部のポイントゲッターであり柱なので、団体戦では一本取らないといけない選手。相手を投げて抑え込める選手になってほしい」(猿渡監督)。今回の反省を糧に、団体戦ではチームを優勝に導く。
[本永雅敬]
試合後のコメント
猿渡監督
「試合初めからラスト1分まではずっと上田ペースで柔道をやっていたけれども、投げることができなかった。投げてポイントを取れなかったことは今後の上田の課題。後半担ぎで投げられて抑え込まれたが、あそこに関しては組手を微修正しながら、相手の技を食らわない組手に進化すれば同じことはもう起こらないと思う。ただ大きな課題として、相手を投げる技を今後磨かないとなと思う。最も重要な課題だと思う。相手も講道館のチャンピオンだし、ベテランだし強さと上手さがある。強さの部分は対等にやれたが、うまさの部分で負けてしまった。負けた原因を分析して、同じことを繰り返さないよう鍛えていく。強い相手に対しても、投げて勝つことが勝つための大きな要素。自分の柔道をやって勝って来いという指示しか出してない。こういう舞台に立ったからには、自分の力を試してそこで弱さを見つけて次につなげないといけない。試合前の調子はよかった。相手を研究しながらしっかり対増渕の準備もできていた。調子自体は悪くなく、いい体調で臨んでいた。後半になって疲れが出てきてうまくいかなくなり、相手のうまさもあって投げられた。前半の組手が最後までできていればあのまま勝っていたと思う。ただいい流れの中で投げ切ることが今後の課題。上田が投げられなかったところが力不足。明大柔道部のポイントゲッターであり柱なので、団体戦では一本取らないといけない選手だし、相手を投げて抑え込める選手になってほしい」
猿渡監督
「試合初めからラスト1分まではずっと上田ペースで柔道をやっていたけれども、投げることができなかった。投げてポイントを取れなかったことは今後の上田の課題。後半担ぎで投げられて抑え込まれたが、あそこに関しては組手を微修正しながら、相手の技を食らわない組手に進化すれば同じことはもう起こらないと思う。ただ大きな課題として、相手を投げる技を今後磨かないとなと思う。最も重要な課題だと思う。相手も講道館のチャンピオンだし、ベテランだし強さと上手さがある。強さの部分は対等にやれたが、うまさの部分で負けてしまった。負けた原因を分析して、同じことを繰り返さないよう鍛えていく。強い相手に対しても、投げて勝つことが勝つための大きな要素。自分の柔道をやって勝って来いという指示しか出してない。こういう舞台に立ったからには、自分の力を試してそこで弱さを見つけて次につなげないといけない。試合前の調子はよかった。相手を研究しながらしっかり対増渕の準備もできていた。調子自体は悪くなく、いい体調で臨んでいた。後半になって疲れが出てきてうまくいかなくなり、相手のうまさもあって投げられた。前半の組手が最後までできていればあのまま勝っていたと思う。ただいい流れの中で投げ切ることが今後の課題。上田が投げられなかったところが力不足。明大柔道部のポイントゲッターであり柱なので、団体戦では一本取らないといけない選手だし、相手を投げて抑え込める選手になってほしい」
関連記事
RELATED ENTRIES