逆転勝利で早大にインカレの雪辱 2年ぶりの優勝に王手/関東大学選手権
鮮やかな逆転劇で試合を決めた。1点ビハインドで迎えた第2ピリオド。開始からスキルフルなホッケーと素早いパスワークで早大をほん弄して見せた。5分に上野のゴールで同点に追い付くと、明大FW陣の足を使った攻撃が威力を増していく。たまらず早大DF陣はペナルティーを連発。2人多い状況となった11分、左サイドからFW永井遼(営3=白樺学園)がゴール前へ速いパスを送る。最後は大椋がダイレクトで合わせ、逆転ゴール。「永井とずっと目が合っていたので、絶対にパスが来ると思った」と、3年生コンビがあうんの呼吸を見せた。
その後も明大の勢いは増すばかり。第2ピリオド残り1分30秒の間に3得点。このピリオドだけで5得点と、一気に試合を決めた。
因縁の相手にリベンジを果たした。早大は昨年のインカレ決勝でGWS戦の末敗れた宿敵。昨年のリーグ戦でも未勝利と分が悪かったが「早大には負けたくないと強い気持ちで臨んだ」と大椋。リベンジへの強い気持ちが勝利を呼び込んだ。勝利しただけでなく内容でも圧倒し、早大には少なからず嫌な印象を植え付けられたはずだ。今後もリーグ戦などで直接対決を控える中、大きな1勝となった。
悔しい途中交代から、勝負の準決勝で再び輝きを取り戻した。上野がこの試合チームトップの3得点を奪った。第1ピリオド終盤に2点目、第2ピリオドには値千金の同点ゴールも決めた。前節の大東大戦は「パスの判断が遅かった」と本来のパフォーマンスが発揮できず、途中から4つから3つのセットに変更したあおりを受けて終盤はベンチを温めた。それでもこの日は序盤から動きが良く「いいところで決められた」と、チームの逆転勝利に大きく貢献した。
上野は昨年から多くのアシストからポイントに絡んでいた。しかし、FWとして得点を奪えないもどかしさも感じていた。「今年はゴールも意識したい」。今大会は3試合で7得点を挙げる活躍。有言実行のプレーを見せ、ゴールハンターとして確かな成長の跡を残している。「決勝では最低でも2点は取りたい」。優勝すれば、2年生の上野にとって大学入学後、初の優勝となる。昨年まで在籍した兄・上野滉太(平26政経卒)が在籍時の優勝の瞬間をビデオで見たと言い「自分も盛り上がりたい」と意識する。得点王やベスト6など個人タイトルもちらつく中で、優勝を引き寄せる得点に期待だ。
運命の決勝戦を迎える。相手は中大。0-1で敗れた前回大会決勝の再現となった。直近の対戦である昨季インカレ準決勝では5-2と勝利。三冠への第一歩を踏み出せるか。この日、逆転ゴールを挙げた大椋が力強く意気込んだ。「いくら勝っても、タイトルを取らなければ意味がないです。次も勝って三冠へつなげていきたい」。
[高田悠太郎]
試合後のコメント
梶原
「1ピリでいい立ち上がりが出来ず苦しい展開となりましたが、2ピリでみんなの負けず嫌いが出て、明治らしいホッケーが出来たと思います。FWが頑張ってくれて、ゴールへの姿勢を見せてくれました。足を動かした結果、ペナルティーを引き出してパワープレーで2点も入れることが出来ました。1ピリの終盤のゴールは、2ピリを1点差と2点差で迎えるのとでは気持ちが違うので助かりました。(自身のプレーは)最低でした。チームのみんなに助けられました。決勝ではベストパフォーマンスを見せたいと思います。(中大については)堅いチームだと思います。昨年もインカレ以外では負けていますし。インカレではいい動きで勝てたので、選手が覚えていてくれれば。昨年は悔しい形で負けているので、優勝して盛り上がりたいです」
大椋
「1ピリは明治らしい戦いができていませんでした。それでも焦りはなかったので、2ピリからは自分たちのホッケーが出来ました。4点目のゴールはいいパスが来たので、流し込むだけでした。永井とずっと目が合っていたので、絶対にパスが来ると思いました。5点目は敵のスティックに当たって入ったので、ラッキーでしたがいいところで決められました。1ピリが終わった後のミーティングで、グレーゾーンで簡単にパックを奪われないこと、システム通りに動くことを徹底しました。セットの変更はありましたけど、動ける選手もいればそうでない人もいるので、臨機応変に合わせられたと思います。上野には本当に助けられました。3点とってくれたことで楽になりました。早稲田にはインカレ決勝で負けているので、リベンジしようと士気は高まっていました。やっぱり早稲田には負けたくないと強い気持ちで試合に臨みました。(2年ぶりの優勝について)自分が1年生の時以来ですが、今の1、2年生は優勝したことがないので、ぜひ経験させてあげたいと思います。いくら勝ってもタイトルを取らなきゃ意味がないですし、目標は三冠なので、次も勝って三冠へつなげていきたいです」
上野
「3点ともいいところで決められたと思います。ラッキーゴールでしたが、仲間の頑張りを無駄にしないことが出来てよかったと思います。ゴールはいつも狙っているので、決められていることは良かったと思います。早大は自分とリズムが合っていてプレーしやすかったです。違和感なく攻められました。先週(大東戦)が全然ダメで、パスを出すタイミングを意識して試合に臨みました。1ピリをやって、ビハインドではありましたが個人的にはいけるなと思いました。DF大場(大・政経1=駒大苫小牧)が入れて乗れましたし。中大には小野田さんというGKがいますが、普段通りで楽にやりたいと思います。同じセットの大津さんを生かせれば、もっと楽に点が取れると思います。決勝では最低でも2点は取りたいです。まだ優勝できていないので、スタッフやOB、親も来てくれた前でいい試合を出来れば。兄が優勝して校歌を歌っているのをビデオで見たことがあるので、自分も校歌を歌って、部長を胴上げして、選手やスタッフたちと一緒に盛り上がりたいと思います」
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