(5)「自分でも行ける選手になる」川田修司
昨年度、FW・BKともにスタメンの中心となった新3年生の活躍が優勝へのカギを握る。今回はその中からCTB川田修司(情コミ3=桐蔭学園)に注目した。
昨年度、春シーズンの終盤からレギュラーに定着した川田。対抗戦と大学選手権では、10試合中9試合でスタメン出場を果たした。持ち味は安定感のあるディフェンスと、周りを生かしたゲームメイクだ。昨年度は丹羽監督に評価された守備面を第一に考えてプレー。出場時間の増加と共にディフェンス、特に危機管理能力においては自信を深めた。しかし一方で、アタック面では課題も見つかった。自らの仕掛けは止められる場面も多く、CTBとしてボールキャリアーの役割を果たし切れなかった。
相手に当たり負けしない体をつくり「自分でも行ける選手になる」。まず取り組んでいるのは体重の増加だ。縦への推進力を身に付けることができればプレー選択の幅が広がる。周りを生かしたゲームメイクもさらに輝きを見せるはずだ。今シーズンもレギュラーの有力候補だが「明治のCTBは全体的にレベルが高い」と慢心はない。ゲームメイク能力と突破力を高い次元で兼ね備えた、万能型インサイドCTBを目指す。
◆川田修司(かわだ・しゅうじ)情コミ 桐蔭学園出 175cm・78㎏
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