(4)女子リーグ戦展望

2014.04.04
 史上初の快挙へ、チーム全員で突き進む。昨年、男子は入替戦に回り1部残留、女子はブロック2位と目標としていた関東制覇を果たせなかったアーチェリー部。今年はチームの目標を明大初の「男女王座ベスト3」と定め、練習を積み重ねてきた。紫紺の弓で、全国の舞台で輝いてみせる。

 絶対的エースは不在も、選手全員で頂点を狙う。女子は昨年までチームをけん引した深澤菜見(平26文卒)が卒業。昨年のリーグ戦で全試合チームトップの得点をたたき出した大黒柱が抜け「最初は少し不安があった」(中村彩・商4=越ケ谷)ものの、女子リーダーの中村を筆頭に練習を重ねるに連れて「全員でチームを引っ張ろうというチームになってきた」(中村)と手ごたえをつかんだ。特に女子部員の約半数を占める2年生がこの冬を通じて大きく成長。「全体的なレベルが上がって、層が厚いチームになった」(中村)と充実の時期を過ごした。先日行われた立大とのリーグ戦第1戦では牛久保早紀(政経3=大妻多摩)が出場選手トップの612点を取るなど全員が高得点をマーク。初戦を快勝して幸先の良いスタートを切った。

 3年連続の王座へ負けられない戦いが続く。リーグ戦初戦で立大から白星を得た明大は第2戦に「ヤマ場」(西川夏未・理工4=神戸大附)となる東洋大と対戦。強豪相手に連勝を重ねて、王座出場へ弾みを付けたい。そしてリーグ戦最大の強敵は「一番警戒している」(中村)最終戦で戦う早大。王座出場、ブロック優勝に向けて落とせない戦いとなる。昨年ブロック優勝を果たした強豪だが第1戦の結果は2382点と、2386点の明大が点数を上回った。最終戦に勢い良く臨み、王座出場とブロック優勝を決めたい。

 部の目標である「王座ベスト3」へ向けてチーム全員で突き進む女子チーム。「全員アーチェリー」でリーグ戦を勝ち抜き、勝利の栄光をつかみ取る。

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