
慶大に惜敗 3位で大会終える /東京六大学チャリティーマッチ
スターターは吉川治耀(京北)、齋藤拓実(桐光学園)、三井啓史(政経1=札幌日大)、宮本滉希(明成)、土井慧吾(政経3=日本学園)。
最後に若さが出た。三井の3Pシュートや齋藤のドライブ、ここ最近途中出場で役割を果たす田中井紘章(政経1=山形南)、佐藤紘之(理工3=幕張総合)の随所で見せた好プレーなどで後半途中までは主導権を握った。しかし試合が進むにつれ攻め手を欠くようになり徐々に流れを奪われる。本来なら明大らしくディフェンスから立て直したいところだったが、新入生主体でまだまだ発展途上のディフェンスでは伊藤や大元(ともに慶大)といった経験豊富な選手たちを止めることはできない。第4クォーターには残り3分近くから8点を許し、最後の最後で力負け。地力の差が出た形となった。
新入生が好調を維持している。練習に合流するようになって日が浅いため、チームとしての完成度はまだまだだがその中でも個人の能力の高さを示している。ルーキーらしからぬ落ち着きを見せる吉川に抜群のオフェンスセンスを持つ齋藤、春の練習試合で10試合以上の経験を積んだ宮本など塚本ヘッドコーチも期待を寄せる選手は多い。慶大に敗れ六大学リーグとしては3位に終わったが、安藤誓哉(情コミ3=明成)、中東泰斗(文3=光泉)、皆川徹(営3=京北)、伊澤実孝(政経2=愛産大工)といった主力を欠く中で「予想以上だった、サプライズ」(塚本清彦ヘッドコーチ)と確かなアピールをした新入生。チーム全体として経験が足りない中、新入生が早大、慶大といった力のある相手に対してしっかりと経験を積んだ意味は大きい。今後の関東トーナメントでの台頭はもちろん、新人戦へ向けて期待の高まる結果となった。
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