
格下相手に2連勝で開幕/東京六大学チャリティーマッチ
<東大戦>
スターターは黒田章吾(商1=九州学院)、杉本真太郎(文2=光泉)、秋葉真司(政経2=能代工業)、田中井紘章(政経1=山形南)、佐藤紘之(理工3=幕張総合)。
スタートから軽快なリズムでテンポよく試合を進めた。佐藤が出だしから3連続得点を沈め流れをつくると、次々にスティールからの速攻が決まる。ディフェンスではオールコートプレスで相手にプレッシャーを与え続けると第1クォーターは相手の得点を7点に抑えた。
しかし「ディフェンスに波があった」と濱西康一監督が言うように東大に大量得点を許す場面も見られた。第3クォーター、ディフェンスをゾーンに変えるとスキができてしまう。立て続けに3Pシュートを沈められると、残り34秒のところでバスカンを決められリズムを崩した。それでも最終クォーターには小山燿平主将(文3=光泉)と杉本の2本の3Pシュートなどで立て直し、96-57で危なげなく勝利を収めた。
<立大戦>
スターターは黒田、税所啓(情コミ2=興南)、黒崎海斗(営2=新潟商)、田中井、佐藤。
第2クォーターに本領を発揮した。まさかの10点ビハインドでスタートすることとなったこのクォーター。黒田の3Pシュートで好スタートを切ると、徐々に点差を縮め田中井のフリースローで同点に追い付く。その後すぐに逆転を許すが再び田中井が3Pシュートを沈め再逆転。その後も効率よく加点しこのクォーターだけで9点まで差を広げた。その後は何度か迫られることはあったものの田中井の活躍もあり、フルメンバーチェンジをする余裕も見せ101-91でしっかりと勝利を収めた。3Pシュートが当たっていた田中井はインサイドでも得点を重ね、チームトップの25点を記録。身長で劣るチームの中で存在感を放った。
ガード陣では黒田が魅せた。ガード陣では最長の出場となり「こんなに長く出たのは初めて」という黒田だったが、得意とするアシストに加え、ドライブや3Pシュートで得点を重ねた。チームが重視するディフェンスでも高い位置から激しいプレッシャーをかけ相手を苦しめた。
格下相手の2試合となったこの日。「1部でやっている誇りがある」(小山主将)とベースチームで臨んだ試合ではあったが、攻守で上位校の力を見せた。しかし「90点は取られすぎた」(小山主将)と課題も残った。トップチームも合流する明日以降だが、法大、早大、慶大と昨季と今季の1部校との試合となり気は抜けない。結果が重視される時期ではないが、優勝のためにはどの試合も落とすことはできない。
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