ルーキー西方4位入賞 チームも総合Vへ前進/全日本学生選手権

2014.02.17
 ジャンプ陣が期待に応えた。西方慎護(政経1=札幌日大)がチームトップの4位入賞。悪天候により試合開始が2時間遅れ、試合中に強風で中断する場面もあったが6選手がそろって好成績を残した。

 スーパールーキーが実力を見せた。世界ジュニア日本代表にも選ばれた西方慎護(政経1=札幌日大)が4位に入った。1本目のジャンプでは「最悪だった」(西方)と振り返るように、上体が上がる悪い癖が出てしまい12位に落ち込む。しかし、これからが見せ場だった。2本目には自身も納得のジャンプを披露。「意地の2本目だった」(西方)と底力を見せつけ一気に上位に躍り出る。表彰台には一歩及ばなかったが、7ポイントを獲得する活躍だった。

 チームとしても安定した成績を収めた。西方の他にも高梨寛大(営3=北照)が5位、渡部剛弘(政経2=猪苗代)が6位、横川良太(政経4=白馬)が8位入賞でポイントを獲得。高梨は2本目のジャンプのみではトップとなる記録を残した。渡部はコンバインドの選手でありながらもジャンプ陣に引けを取らない成績。横川は4年生にして初のポイント獲得に「安心した」と振り返る。これには成田祐介主将(政経4=下川商)は「みんな頼もしい」と感謝を口にした。

 団結力も好成績の要因だ。開始時間の遅れにより、明大の選手全員が結束を強める時間を持つことができた。選手が飛ぶ前にはハイタッチで送り出し、飛び終えた選手は大声で声援を送った。その結果スペシャルジャンプで20.5ポイントを獲得し、この種目では首位に。ジャンプ陣はいい流れをもたらした。残る他の種目にも好成績が期待される。

[森光史]