有終の美を飾る ジャンプ・成田、横川
己に勝つことができるか。「過去の自分に勝ちたい」と言う成田。1年次に10位、2年次に8位の結果。しかし昨年の同大会では過去最低の20位に終わり「言い訳できない。ふがいなかった」と漏らした。「3回のインカレで思うような結果を残せていない」とインカレでは本領を発揮できていない。しかし、原因は明確だ。過去3年を振り返り「大会前の時期に腰や膝を痛めることがあった」と調整不足を反省している。その教訓を生かし今年はトレーニング方法を変えた。これまでのウエイト中心のトレーニングをやめ、今年は体幹トレーニングに重点を置いてきた。体幹を鍛えることでジャンプの精度の向上にもつながる。表彰台を狙うべく体調管理にも注意している。
<春からの目標達成へ 横川良太>
成田と同じくジャンプを引っ張ってきたのが横川だ。シーズン序盤こそ不本意な状態が続いたが、1月に入り練習量を増やし調子を上げてきている。これまで「自分の状態がよく分からないままインカレに入っていた」と過去3回のインカレで納得のいくジャンプをできていない。しかし、現在は「膝の感覚を意識して滑れるようになった」といい状態を把握できているようだ。
4年間明大のジャンプを引っ張ってきた成田と横川。個人の優勝はもちろんのこと、総合優勝も目標である。「各自が自分のパフォーマンスを試合で出すことが重要」(成田)「得点源のジャンプでポイントを取りたい」(横川)と優勝へのカギを述べた。1年次から期待を背負いながらも、インカレではまだ本領発揮とはいっていない2人。互いに優勝を目標に掲げるだけに、総合優勝はこの2人の結果次第で大きく左右されるだろう。「悔いなく、楽しみたい」(成田)、「個人も総合も優勝」(横川)。学生最後の大会を最高の形で締めくくる。
◆成田祐介 なりたゆうすけ 政経4 下川商高出 173cm・60kg
◆横川良太 よこかわりょうた 政経4 白馬高出 182cm・69kg
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