大東大に快勝 2回戦突破/日本学生氷上競技選手権

 大東大を8-1で破り、準々決勝進出を決めた。前日の1回戦からメンバーを入れ替え、主力が登場したこの試合。エース・FW上野滉太(政経4=北海)の先制ゴールを皮切りに8点を奪った。早朝7時試合開始という厳しい日程の中、選手たちの動きに鈍さは感じられなかった。

 鮮やかなゴールシーンがいくつも生まれた。口火を切ったのは上野滉だ。ゴール横でパスを受けると、回り込むようにしてゴール前に侵入。相手GKをあざ笑うかのようにパックをゴールに沈めた。その後もFW上野峻輔(政経1=北海)とDF佐藤光主将(文4=白樺学園)が立て続けに追加点。いずれもドリブル突破からゴール前へのパスで相手を崩す、鮮やかな得点劇だった。2点を追加した第1ピリオドだったが終了間際、自陣ゴール前でこぼれたパックへの反応がわずかに遅れ失点。流れを作ったかに思えたが、嫌な展開で第1ピリオドを終える。それでも第2ピリオド4分にFW大椋舞人(法2=白樺学園)がインターセプトから得点するとその後3点を追加。第3ピリオドでも2点を追加し、順調にリードを広げた。1失点を喫した守備も、第3ピリオドでは2人少ない状況を無失点で乗り切って見せた。関東大学リーグではディビジョンI・グループAに属する明大に対し、大東大はディビジョンI・グループBに属する格下の相手ではあるが、試合終了まで攻撃の手を緩めず、7点差の快勝で2回戦突破を飾った。

 大会2日目のこの日は、この試合に加え17時から2試合目となる準々決勝も予定されており、ダブルヘッダーとなっている。選手達にとっては厳しい条件となるが、2回戦突破の勢いそのままに準々決勝に挑む。

[高田悠太郎]