
競歩部門3人が出場/元旦競歩
突然だった。5位争いの集団で争っていた塩島が、審判にカードを突き付けられた。「自分では失格になるような歩き方をしているつもりではなかった。急で驚いた」。周回も半分を切った残り8km地点での失格判定。「入賞が最低限」という目標のため前半から先頭集団に食らいつき、入賞圏内の順位でレースを展開していただけに、悔しさが募った。それでも「巻いているような歩き方で、目立つしどこか問題があったのかもしれない。これからはスピードだけでなくフォームも重視した練習をしたい」と今後の課題が見つかった。
高橋は故障明け1週間でレースに臨んだ。中盤までイーブンペースで刻むが、ラスト5kmで失速。2月に行われる日本選手権20km競歩への出場権まで、1分30秒ほど足りなかった。
仁和も4日前に靭帯を故障し、痛みの残る中で出場。「痛みがあったりなかったり」の状態の中、懸命に歩を進め、順位は満足いくものではないながら歩き切った。
選手達の次の目標は、2月の日本選手権20km競歩、3月の全日本競歩能美大会となる。そして、シーズン最終目標となる関東インカレへ。「競歩部門一丸で、1点でも稼ぐことを目標にしていく」。次の目標へ歩き出した。
[岡本幸大]
試合後のコメント
仁和
「4日前に靭帯を痛め、痛みがあったりなかったりの中で歩いた。後半はずっと痛みがあった。その中でどこまでできるか、挑んだがこういう結果。次の目標は日本選手権。ここでの上位入賞に向けて、まずはしっかりケガを直して、その後練習を積んでいく。競歩ブロック一丸で、関東インカレで点数を稼ぐことを目標にやっていく。1点でも多く稼ぎたい」
高橋
「タイムはベスト。1週間前に故障からやっと復帰した中でのレースで、ベストが出たのは収獲。ただ、目標としていた日本選手権の標準記録を切れなかった。イーブンペースで押していけていたが、15km過ぎから一気に動かなくなった。今後は長い距離への対応、スタミナを重視していく。3月の学生選手権で1時間30分を切るのが目標」
塩島
「自分では失格になるような歩き方をしているつもりではなかった。急で驚いた。入賞を最低限の目標としていて、圏内でレースを進められたので悔しい。ただ、巻いているような歩き方で、目立つしどこか問題があったのかもしれない。これからはスピードだけでなくフォームも重視した練習をしたい。次の目標は日本選手権での上位。今回の反省を生かして1つでも上を狙いたい」
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