競歩部門3人が出場/元旦競歩

2014.01.01
競歩部門3人が出場/元旦競歩
 元旦の朝、2013年最初のレースがスタートした。神宮外苑絵画館周辺の1周1.325kmの周回コースで行われた元旦競歩大会。競歩部門から、仁和光一(政経3=星稜)、高橋拓也(法2=西条農)、塩島亮太(法1=豊科)の3名が出場した。ルーキー塩島が、入賞争いをするも途中で失格。高橋、仁和はそれぞれケガ明けのなか健闘したが27位、44位に終わった。

 突然だった。5位争いの集団で争っていた塩島が、審判にカードを突き付けられた。「自分では失格になるような歩き方をしているつもりではなかった。急で驚いた」。周回も半分を切った残り8km地点での失格判定。「入賞が最低限」という目標のため前半から先頭集団に食らいつき、入賞圏内の順位でレースを展開していただけに、悔しさが募った。それでも「巻いているような歩き方で、目立つしどこか問題があったのかもしれない。これからはスピードだけでなくフォームも重視した練習をしたい」と今後の課題が見つかった。
 高橋は故障明け1週間でレースに臨んだ。中盤までイーブンペースで刻むが、ラスト5kmで失速。2月に行われる日本選手権20km競歩への出場権まで、1分30秒ほど足りなかった。
 仁和も4日前に靭帯を故障し、痛みの残る中で出場。「痛みがあったりなかったり」の状態の中、懸命に歩を進め、順位は満足いくものではないながら歩き切った。

 選手達の次の目標は、2月の日本選手権20km競歩、3月の全日本競歩能美大会となる。そして、シーズン最終目標となる関東インカレへ。「競歩部門一丸で、1点でも稼ぐことを目標にしていく」。次の目標へ歩き出した。
[岡本幸大]

試合後のコメント
仁和

「4日前に靭帯を痛め、痛みがあったりなかったりの中で歩いた。後半はずっと痛みがあった。その中でどこまでできるか、挑んだがこういう結果。次の目標は日本選手権。ここでの上位入賞に向けて、まずはしっかりケガを直して、その後練習を積んでいく。競歩ブロック一丸で、関東インカレで点数を稼ぐことを目標にやっていく。1点でも多く稼ぎたい」

高橋
「タイムはベスト。1週間前に故障からやっと復帰した中でのレースで、ベストが出たのは収獲。ただ、目標としていた日本選手権の標準記録を切れなかった。イーブンペースで押していけていたが、15km過ぎから一気に動かなくなった。今後は長い距離への対応、スタミナを重視していく。3月の学生選手権で1時間30分を切るのが目標」

塩島
「自分では失格になるような歩き方をしているつもりではなかった。急で驚いた。入賞を最低限の目標としていて、圏内でレースを進められたので悔しい。ただ、巻いているような歩き方で、目立つしどこか問題があったのかもしれない。これからはスピードだけでなくフォームも重視した練習をしたい。次の目標は日本選手権での上位。今回の反省を生かして1つでも上を狙いたい」