
深澤が関東インドア制する/関東学生インドア個人選手権
深澤は「最近はあまり練習ができていなかった」と言うものの、早くから室内の練習に取り組んだ成果が実った。見事1位を勝ち取り、インドアインカレへの出場も決めた。2年前のインドアインカレでは優勝したものの、昨年度は準決勝、3位決定戦と敗れ、悔しい思いをしている。2度目のインドアインカレ制覇を目指し「優勝を狙っていきたい」と強気な姿勢を見せた。
中村和は現在週2、3回とあまり練習ができておらず、「射った感触自体は悪かった」(中村和)。しかしこれまで積み重ねてきた経験を生かしインドアインカレ出場をつかみ取った。昨年のインドアインカレでは予選を通過するも、決勝トーナメント1回戦で敗退。「大学最後の大会だし、決勝まで出て優勝できたらいい」と大学最後の大会に意気込む。
アーチェリー部を率いる丸子博貴主将(営3=広島大附)はケガによる不調で点数は伸び悩んだが「最後まで往生際が悪くないといけないと思っている」とリーグ戦へ向け、主将としての決意を新たにした。春に入部した1年生もこの1年で力をつけ、初めて迎えるリーグ戦にも「メンバーに入れるようになりたい」(佐藤瞭平・政経1=世田谷学園)と向上心を燃やす。多くの選手が今回で今年度最後の大会となり、選手1人1人は今後、見つけた課題を克服しさらなるパワーアップを目指す。今から来年度のリーグ戦開幕が待ち遠しい。
[板橋洋子]
試合後のコメント
伊藤祥太(法4=千葉県私立市川)
「(コンパウンドとリカーブは)思った以上に射った感覚が違った。監督からリカーブよりコンパウンドの方が向いていると言われたが、それでも難しい。今日は午前中に射ってみて感覚は良かったのが、その良い感覚は(本番では)最初の6射だけだった。これからは(射つ)数を増やしていきたい」
中村
「(来年2月の)インカレ出場は確実だと思う。射った感触自体は悪かったが例年のボーダーを上回る558点を取ることができた。最近は練習量をあまり重ねることができず、週2、3回の頻度で練習している。インドアインカレは昨年予選は出ているが、決勝は出場することができていない。大学最後の大会だし、決勝まで出て優勝できたらいい。とにかく楽しんで射ちたい」
深澤
「最近はあまり練習ができていなかったので、その割にはよくできたという感じ。今日は最初は感覚が良くなくて、しっくりこなかったら引き戻すように意識した。点数には満足しているし、この点数なら全国にも行けそう。インドアは11中旬にはそう練習を始めていた。特にやっていたことは特にはないが、体力を維持するための練習をしていた。本番にはただただ集中したいので。インドアインカレは今年で最後なので、満足できる結果を出したい。また優勝を狙っていきたい。今日は手元の感覚が悪かったので、インカレまでには直したい」
丸子
「満足いかない結果だった。ケガをしていて、それをカバーするためにいろいろフォームの改善に取り組んでいたのだが、細かいところを意識し過ぎていて大きな一つの流れに対する意識が足りなかった。次のリーグ戦は主将として臨むので、最後まで往生際が悪くないといけないと思っている。ここで諦めてられないので、できる限り練習してリーグ戦を最高の状態で迎えたい。コンディションが最悪でした。体力的な部分もそうですが、インドアということで中で射つので感覚が掴めなかった。初めて出たインドアの大会だが、これが実力だと受け入れたい。冬は射っていきたい。春のリーグ戦は主将が掲げてる目標が王座出場なので、それに貢献できればと思う」
新井良洋(国際3=岐阜)
「就活で練習ができていなかった。完全に練習不足が課題。年末のインドアでは、由布インドアの点数を上回ることを目標にやっていきたい」
池田啓輔(理工3=東京都市大附)
「インドアの大会はこの大会が今年初めてだった。寒くてもいいようにストレッチを十分にして臨んだ。インカレには出たかったが、今日の点数で厳しいと思う。それでも今日は通過点と考えて次に臨みたい。(就活も始まり大変だが)それでも夜にちょっと練習したりしている。授業も一段落した。来年はリーグ戦で好成績を残して、王座出場が目標。また多くの部員がいるので、部員の成長も促せるように頑張っていきたい」
大石脩也(政経3=藤嶺藤沢)
「18mの練習不足を感じた。普段と同じことができなかった。3つあるうちの下の的を狙うのがいつもと違う感覚で、あてられなかったのがよくなかった。550点を目標にしていて出したかったけれど遠く及ばず、3年生として恥ずかしい点数になってしまった。室内では選手同士が近くて射ちづらい。前後のことを考えすぎて射形が縮こまってしまった。今年は3~4月にケガをしていて活動ができなくて、筋トレなどをやってきて、ようやくケガをする前くらいのところまで力を戻すことができた。だけどブランクが大きくて、結果としては調子が上がらなかったので悔しい。1年生がたくさん入部してくれたのは嬉しかった。来年はリーグ戦が終わると引退なので、そこまではしっかり取り組んで、引退しても部室に行って楽しくアーチェリーがしたい。アーチェリーは射形が大切なので第1に考えて、インナーマッスルなどの身体づくりをして、矢数を射って、完成させていきたい。リーグ戦でも戦力になれるように頑張りたい」
佐山陽亮(法3=京華)
「就活で練習不足だったが、最初は上手く射てた。でも後半はやはり体力が持たなかった。これから調子を戻していきたい。東京都室内でリベンジする」
中澤真治(商3=都立上野)
「満足いく結果ではなかった。3年目で初のインドアだったが、もっといいやり方があったと思う。練習でも思うように射てていなくて、案の定大会でもそのままになってしまった。しかし、後半吹っ切ってやったらいい射が何本かあったので得るものはあった。次の大会でいかしていきたい」
横尾大河(文3=掛川東)
「調子がどんどん悪くなっているので、パッとしない結果に終わってしまった。今は射形が固まっていなくて、変えても変えてもうまくいかないという状態が続いている。これから見つけていきたい。(リーグ戦には)1年次年から出場しているが、1・2年の時の方が良かった。メンバーから落ちないように頑張りたい」
宮木秀明(営3=専大松戸)
「全体的にあまり良くない。練習通りにできなかった。あまり狙いこまないようにしようと思ったが、前半はだめで後半になってからリズムがつかめてきた。これから先も試合に出る予定なので、そこで経験を積みながら点数を上げていきたい」
松坂茉莉(国際3=神奈川県立多摩)
「今日はだめだった。500点を目標にやっていたが、あと2点足りなかった。試合の中での切り替えが上手く出来なかったので、リズム良く出来なかった。でも、去年よりは点数が上がったので良かった。射形が良くなったんだと思う。次の室内では狙いこまないことを目標にやっていく」
伊藤達也(情コミ2=県立船橋)
「今日はあまり調子が良くなかった。室内の大会は久しぶりだった。それでも今日の目標に520点という点数を選択して、それが達成できた。これからはゴールドバッジ、550点以上を目標に練習していく。来年は1年生が入ってきて上級生になるし、自分はリーダーを任せられる可能性が高い。競技の面だけではなく、運営面も来年は頑張っていく」
塚田和覇(商2=桐蔭学園)
「室内インドアの大会は初めての経験だった。今日はシルバーバッジを取ることができる点数が目標だった。しかし、結果は出たが、点数は目標には届かなかった。ここ最近は課題のリリースを意識して練習してきた。来年は550点を取ることを目標として頑張る」
林凌司(理工2=富士)
「全然だめだった。練習不足でいつものようにできなかった。年末は少し時間ができるので、練習量を増やしていきたい。次の大会では気持ち良く射つことが目標」
三好寿弥(理工2=東京都市大附)
「初のインドアにしては悪くなかった。始めは的に当たらなかったが、少しずつ良くなっていった。でもまた途中から悪くなっていったのが悔しい。練習不足だと思う。上手な人は最初だめでも立ち直ることができるので、そこが課題かなと思う。リーグ戦に向けてメンバーに入れるよう頑張っていきたい」
牛久保早紀(政経2=大妻多摩)
「今年2回目のインドアだった。前回自己新が出たので今回もいけると思ったが、目標としていた520点を超えられず悔しい。メンタル的には落ち着いてできたので、射形を良くすることが課題。次の大会では520点を超えて、シルバーバッジをとる。そして、点数でチームを引っ張っていきたい」
平塚まな(商2=水戸二)
「何もできなかったという印象。自分の射ち方ができなかった。出来ていなければいけないはずのことができなかった。もっと多くの大会に出て、より良い点数を出していくことが目標」
荒木慎也(政経1=明大中野)
「矢の飛び方がおかしかった。自分の整備ミス。ただ、その中でももう少し点数が欲しかった。2ヶ月前の点数より上が目標だったが、8、90点位落としてしまった。今後はリーグ戦メンバーに選ばれることを目標に、結果を出していきたい」
岡田彰希(政経1=西大和学園)
「初めは良くなかったが、徐々に良くなっていった。初のインドアにしては良かったかなと思う。矢が左に行っていたので、次はリラックスして大会に臨みたい。次の大会では500点を目指す」
佐藤
「試合に緊張して、練習で気をつけていたことができなかった。緊張すると左寄りになってしまうので、その課題を直すことを心がけようと思ったけれど、やはり緊張して直すことができなかった。普段は前半がだめでも、何かきっかけがあって後半で直せるということがあったけれど、今日はずっとだめで何も変えられず終わってしまった。今日はいつも以上に緊張した。室内だけど、自分的には的が近くなったくらいで特に変わった気はしない。外の方が好き。新人戦の時よりも落ち着いて、自分の射ができるようになった。試合を重ねるにつれて慣れてきた。大学生活全部がアーチェリーで楽しい。来年は先輩たちと競って、リーグ戦のメンバーに入れるように、メンバー争いに絡めるようになりたい。冬、春とどう練習するかが大切になると思う」
清水拓哉(政経1=明大中野八王子)
「全然だめだった。練習しようと思いう。室内の練習はしていなくて、あたらないことが多かった。来週にも室内の試合があるので、室内の練習もやりたいと思う。室内はいつもと的が違って、少しミスをするだけで当たらなくなってしまう。射ち方を1から綺麗にすれば当たると思うので、射形を改善していきたい。新人戦の時よりも緊張しなくなった。(大学に入って)部活が楽しい。技術的にはまだまだ足りないので、テストが終わって練習期間に入ったらしっかりやって、2年次に上手くなれるようにしたい。練習では本数だけでなく射形を意識して、1本1本大切に射つようにしたい」
杉若覚(商1=京都章成)
今日は練習通りに打てなかった。今回初めてインドアの大会に出たが、先輩たちはすごく点数が出ていて、もっと頑張らなきゃと思った。とても緊張したし、自分の練習量はまだまだ足りないと思った。これからは練習メニューをもっと考えていく。来年度のリーグ戦で選ばれるかもしれないというくらいには入りたい」
松本龍也(法1=安積)
「全然だめだった。前半はよかったが、スタミナ切れ。後半はリズムがよくなかった。前半良かった分、点数を追いすぎてしまったところもある。今のところ大会に出る予定はないので、射形を固めつつリーグ戦に向けて練習していきたい」
峰村遼(法1=川越東)
「スムーズに射つことはできたが点数的には良くなかった。リラックスできず、タイミングもばらばらになってしまった。自分の形で射てるようにするのが今後の課題。次の東京都室内では500点を超える」
小笠原真由(商1=東京学芸大附属国際中等教育学校)
「成績は良くなかった。でも初のインドアは楽しかった。これからも点数が出なくても、楽しむことを心掛けたい。そして、リーグ戦に出られるよう頑張りたい」
榎本麻那(営1=明大中野八王子)
「インドア形式の試合は初めてだった。今日の結果は良くなかったですが、これからの試合のために今日の結果を反省して、次につなげたい。来年は良い結果を残せるようにさらに練習してもっと頑張りたい」
河西真帆(農1=横浜緑ヶ丘)
「弓を変えて慣れていない中の試合だったが、前回よりも(点数が)良かった。でも、目標点に届かなかったことが悔しい。1月には横浜インドアがある。520点取って、シルバーバッジをもらうことを目標にやっていきたい」
橋本茉由子(政経1=明大明治)
「全然できなかった。練習でこれをやろうと決めていたことができていなくて、課題がたくさん残った。全体的に力が入ってしまい上手くいかなかったと思う。室内はいつもと違って難しい。的が小さいのと点数が6点までなので、外と比べて難しく感じる。新人戦よりは成長したかといわれるとあまり…どうですかね。アーチェリー部に入部したけれどまだまだだなと思うことが多い。来年に向けて、フォームをきれいにしていきたい」
堀栞(商1=春日部共栄)
「いつもと同じようにできた。490点くらいを目標にしていたけれど478点で、ミスがなければいけたと思うので残念。室内は6点以下がなくて外すと点になってしまうのが、代償が大きくて怖いところだと思う。明大に入ってから、高校の時より上手くなったと思えたので、先輩に感謝したい。高校では指導者がいなくて、大学では先輩が熱心に教えてくださるのでうれしいし助かる。(新人戦の時より)かなり成長したと思う。リズムよく射てるようになった。後半に緊張でリズムが悪くなることもあったのでそれと、射形を崩さずに射てるようにしていきたい」
湯川美里(商1=東邦大附東邦)
「初のインドアで緊張した。いつもの射形ができなかった。次は満足のいく射形でバッジを取れるように頑張りたい」
渡邊里奈(政経1=聖徳大附女子)
「インドア形式の大会は今回が初めてだった。来年はもっと上手になってさらに結果を残せるように頑張りたい」
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