
順大の高さに完敗 ベスト4で終える/全日本大学選手権
日本一への道は閉ざされたがメダル獲得を目指し「楽しくやろうと決めてやった」(大塚陸主将・政経4=日本航空)とセンターコートを躍動する選手それぞれの顔には笑顔が浮かんでいた。第1セットは順大の高いブロックによるシャットにも「出だしは良かった」(新貴裕・営4=石川県工)と今年度徹底して築き上げてきたつなぎのバレーを見せ、15―15と点の取り合いを展開する。しかし相手のサービスエースで逆転を許すと、明大のポイントゲッターである飯塚渉太(政経4=相馬)のスパイクがブロックに捕まり始める。終盤には7連続失点と苦しいスタートとなった。
なんとか打開したい第2セット、連続得点の取り合いが続く。新、鎌田将人(法4=城山)によるブロックや大塚のサービスエースが飛び出すなど、ようやく流れを引き寄せたかに思われた。しかし佐藤拓真(政経4=山形南)のブロックがアウトになり、飯塚のスパイクがシャットされるなど4連続失点で逆転されると、追い上げることはできず22―25と2セットを失い、崖っぷちの状態に立たされた。
第3セットになると、鎌田のクイックや大塚の時間差といった今大会を通して多くの得点を重ねてきた攻撃が決まらなくなる。それに加え「シャットもカバーしたかったが真下に落ちてくる感じで、カバーしきれなかった」(新)と順大の高いブロックを前に、苦戦を強いられる。終盤に大塚、飯塚が次々と相手ブロックに阻まれ、順大の勢いを止めることはできず5連続失点。最後にはレフトからの相手スパイクがコートに突き刺さると、選手はコートに崩れ落ちた。悔しい敗戦に涙を浮かべながらも、強く前を向き観客席へと深く一礼した。
今年度は東日本インカレ初制覇や秋季リーグ準優勝など、大躍進を遂げた1年となった。しかし目標として掲げていた日本一には届かず2年前と同じベスト4という結果でインカレは閉幕。大塚を中心にチームを率いた4年生はこれで引退となり、今年のチームは終了を迎えた。敗れはしたものの、インカレ最多の全6試合を戦い抜いた選手たちの心には、チームへの感謝の気持ちであふれていた。残された後輩たちは、今日の悔しさと、4年生の姿勢から感じたものを糧に新チームとしてスタートを切る。今年達成できなかった日本一への夢は、後輩たちへと受け継がれた。
[板橋洋子]
試合後のコメント
大塚
「ずっと日本一と言ってやってきて、バレーボールに立ち向かってもらえて1年やってもらったのに日本一が取れなかったのは下級生にも申し訳ないし、応援してくださった方にも申し訳ない結果だと非常に思っています。昨日負けた時点で少し気持ちが切れてしまった部分がありました。日本一がないっていうのが決まってしまって、今日は本当に楽しくやろうと決めてやれて楽しかったので良かったです。昨日は取りに行こう、勝ちに行こうという気持ちが強かったけれど、今日は自分の姿を下級生に見せて何かプラスになればいいかなという思いが強かった。結果ストレートで負けてしまったけれど、この1年で何か感じ取ってくれたらなと思います。自分たちは伝えたけど、それを実行してくれた下級生がすごいと思うし本当にいい後輩に恵まれたと思います。できれば昨日に戻りたいと思うけれど、僕の中でやれることをやって日本一になれなかったということは、やっぱり僕の力が足りないところがあったのだということを感じましたね。僕の中で考える全てを出してきたと思うので、それで日本一が取れなかったということはやっぱり何かが足りないわけで、それを考えつかなかった。もう1回やり直しても日本一を取ることはきついかな。それからもう1回やり直す気力がないかな。バレーを大学までと決めた時に僕がキャプテンになって、中学高校とバレーをやってきてキャプテンとしていい結果を残してこられなかったので、最後のバレー人生でレッテルを払しょくして社会人になりたいなという思いがあったので、そういう思いで僕もやりましたけど、その思いについてきてくれた同期であったり、後輩の存在のほうがこの1年間大きく感じました。自分の力というよりもみんなの力を感じたというか、そういうのがチームスポーツなんだなと思いました。自分の力が全て発揮できる環境だったというか、明治の学生主体っていう風土が僕に合っていたんじゃないかなって思いますけど。同期には本当に感謝しているし、同期がいなかったらここまで来られなかったしキャプテンをやってこられなかったと思う。この4年間誰よりも成長させてくれたのは同期だなって思います。せっかく自分たちで考えられる場所なんだからやりたいことをやっておいた方がいいかなと。やりたいようにやれと、後輩にはそう思います。(応援してくださった方々へ)本当に1年間明治を応援してくださってありがとうございました。この1年間応援してくださる方も増えたし、それが僕たちの力にもなっていたと思うのでうれしかったです。僕たちのチームは終わりですが、来年からもこのチームを応援してほしいと心から思いますし、ぜひ明治のファンであり続けてほしいと強く思うので、これからもよろしくお願いします」
新
「最後だったので楽しもうと思い、もちろんメダルを取ることを前提に試合に臨みました。高いブロックにやられてしまったのが敗因。序盤は相手も自分も様子見で、出だしは良かったと思います。段々止められるようになってきて、スパイカーのコースやクセが読まれるようになってきてしまった。シャットもカバーしたかったけど真下に落ちてくる感じで、カバーしきれなかったのが悔しいです。でも全て出しきったので悔いはありません。陸(大塚)がチームを引っ張ってくれたので自分はセッターとしての役割を果たすことだけ考えていました。試合中に周りを見て、スパイカーの調子の良い、悪いを見極めてトスを上げる。これが仕事。自分が入ってきた時は4番目のセッターでした。セッターを始めてまだ2年目だったので不安もあったし、期待されていた分プレッシャーも大きかった。入ってみると内田さん、塩田さんがいて、色々教えてもらえました。2年間2人に頼っていた分、いなくなった3年のときは自分が駄目になってしまった。今年は同期にバレー好きが多くてそれがすごく伝わってきた。しっかりやらなきゃ駄目だなって思いました。一番心掛けていたのは試合中に切れないこと。セッターとして冷静なのは大切なので、自分を追い込んでやりました。あとは喜ぶときは喜ぶとか気持ちの切り替え。(大塚主将について)中学から知っていました。1年から出てて常にチームを引っ張ってくれた。2年になってからはチームが若手メンバー中心になってうまくいかないときにぶつかることもあった。それは今でもある。でもここまで来られたのはそういうことがあったからだし、とてもいい関係です。自分の気持ちを受け止めてくれるからこそ素直になれた。考えてみると17年バレーしてきて中・高ではキャプテンでした。大学で初めて副将になって、陸はとても頼れる存在だった。頼られることももちろんあったけど。いい仲間だった。一緒にバレーできなくなるのが寂しいです。(後輩に向けて)それぞれの役割が新しいチームになると変わってくる。確認しながらとにかく目の前のことを頑張れ。やることやれば結果は付いてくる」
飯塚
「スッキリです。もう終わったので。何でもいいって感じです。今日は調子も限界でした。気持ちと体は全く動かない。インカレで誰かの体調が悪くても関係なくここまで勝ち残れたってことは集大成としては良かったです。ベスト4っていう結果だけを見たらいいかもしれませんが、目標は達成できなかったのでそこは微妙ですね。バレー部入って自分で自由にやらせてもらっていたのは最高だった。めりはりのある関係で、みんなでしっかりやれたし心残りは目標達成できなかったくらいです。自由にやらせてもらっていたのは自分を信頼していたのがあるかもしれない」
岩田侑也(理工4=芝)
「このメンバーでやるのが最後ということで寂しかったです。勝ちたい、楽しみたい気持ちが大きかった。順大は要所で気持ちが入っていて高い壁にやられてしまいました。地力の差だった。チームとしては杉本、飯塚を中心に精神的に強くなっていった。ターニングポイントはやっぱり東日本の優勝。あそこで全員の気持ちが変わって勝ちを意識したバレーになりました。1、2年はいい先輩たちに恵まれました。去年は自分が上級生だという意識が足りなくて変われなかった。悔いが残ります。今年4年になって意識ができました。下級生も付いてきてくれた。自分は技術ではなく声掛けや頼太(瀧野)への球出しを頑張りました。4年間本当に楽しかったです。みんなオンとオフの切り替えがしっかりできていたしいいチームだったと思います。これで最後だと思うと寂しい。日本一になれなかったことが悔い残る。自分がここまでやってこられたのはみんなのおかげ。感謝したいです。(後輩に向けて)バレー密度を濃くやってほしい。控えであっても腐らずやっていってもらいたい」
鎌田
「狙っていたんですけど疲れてしまいましたね。みんな疲れていました。その分気持ちもなかなかいかなくて、いける部分もあったと思うんですけど、それが相手に通じない部分があった。明治はコンビバレーを掲げて粘り強いバレーが持ち味なのですが、順天は背が高い分ジャンプしなくてもいけて、自分たちはジャンプしなくちゃ駄目で、そうなった時に厳しかった。もっと自分が打てば良かったのですが、その代わりがいなかった。でも悔いは残したくなかったので最後まで楽しくやりたいなと思っていて、最後は楽しさだけを求めてやっていました。少しでも長くという思いもあったのですが、楽しく悔いのないように終わりたいという気持ちがあったので、プレーどうこうよりも楽しさを求めてやりました。あまりまだ振り返れないのですが、同期に感謝ですね。あまりバレーが好きではなかったのですが、それでもやらなきゃいけなくさせてくれた同期だったり、やる気を起こさせた同期がいてこその自分だったので、本当に4年生に感謝しています。(全カレは)自分の調子が悪かった時もあったのですが、昨日負けた時はもう日本一になることはないのかなと思ったりもしました。今日は切り替えてやって負けてしまったのですが。もうちょっと経ってから後悔したりするのかと思うんですけど、今は楽しくやれたので良かったのかなと思います。最高のチームでした。一番楽しかったですが一番4年間の中で辛くもありました。責任だったりやらなきゃいけなかったりで苦しかったこともあったのですが、結果が4位で報われたかといえばそうでもないんですが良かったと思います。みんなが4年生に付いてきてくれましたね。この先どんな人生があるか分からないですけど、こんな経験は二度とできないと思いますね。色んな人が応援してくれて支えてくれての自分たちでした。自分が頑張れたのはみんなのおかげでした」
佐藤
「日本一の夢が敗れてからの今日だったけれど、モチベーションはサポートしてついてきてくれた後輩たちに何か残したいということでした。センターコートで1勝もできなかった悔しさでもあるし、出た人はセンターコートに立った感触だったり、4年生がどういう姿勢で試合に向かっていたかとか、何か感じることがあればいいと思うので、負けてしまったけれど自分的には楽しかったです。あれだけ高いチームになると、決め急がないで、もっとフォローして、フォローして、という展開をしないといけなかったかな。相手がしっかり高くて、アタッカーが空中で抜いてくるという感覚があって止めにくかった。しっかりフォロー入って、つなごうと意識していった。今年1年は、大学4年間でも、バレー人生の中でも一番楽しかったし、明治に入って本当に良かったと思った1年でした。印象に残っている試合は東日本インカレの決勝とか、今回のセンターコート。あんな舞台を経験できる機会はめったにないし、勝てなかったけどいい経験になりました。(同期は)入学した時点から日本一っていう夢があって、自分たちの代になってそれを目標にして、後輩にも厳しいことをやってきたけど、同期の仲が良かったというか一枚岩になっていたからこそいい方向にいった。(大学4年間は)3年までは長く感じたけど、今年1年はあっという間だった。明大は学生主体でやるから、何もかも成長しなきゃ上にいけない環境だった。振り返ると最初はベンチにも入れず雑用から始めて、その時インカレベスト8で、プレーしたいという思いがあって練習してきて、3年の時にセンターにコンバートしたり、その間にはピンチサーバーの経験もして、3年目まではうまくいかないことも多くて挫折することもあったけれど、何かでチームに貢献したい思いでやってきて、4年目で貢献できてうれしいし、財産になった。大学バレーは終わるが、この1年が生涯で一番充実したバレー生活でした。またバレーをやりたくなることはあると思うけれど、熱くしてくれる仲間には出会えないと思う。同期ありきのインカレでした。終わったあと後輩には日本一敗れてからは何か残せればという気持ちしかなかったこととか、来年に向けて、何か感じたらそれを次につなげて、上を目指してくれたらうれしいと伝えました。全カレは優勝するチャンスも、負ける可能性もあって、これが全カレだから、勝つのは難しいけど負けるのは簡単だから、というようなことも。気持ち、気迫では意識して全力でやれました。市川さんにはとてもお世話になって、自分がおじいちゃんっ子なところもあって、話すのも好きで、昔の話とか経験談をしてもらったり、東京に来たときは飯行こうって言ってくださって、一生お付き合いしていくのかなと思います。今年のチームは、日本一のタイトルを取れなかったのは悔やまれるけれど、やっぱり最高です。大好きな同期と、自慢の後輩に恵まれたいいチームでした」
志村拓武(商4=静岡市立)
「日本一は達成できなかったんですけど、センターコートはベスト4以上しか立てないので下級生にはいい経験になったっていうのがあります。明日から新チームで始まると思うんですけど、僕らが去年のベスト32から上げてもベスト4止まりってことは、日本一取るには今年1年間よりもっと練習しなければならないと思いました。だから次のキャプテンの中村を中心にやっていってほしいです。特に今年は4年生が練習に出ていて、去年はキャプテンと副キャプテンしか出ていなかったので。今年は東日本でチャンピオンなって、そういった意味で去年よりすごい自信になって、秋リーグにしろ、天皇杯にしろ、インカレにしろ、多く臨めたと思います。東日本優勝した時点では、周りからまぐれって言われていたんですけど、そういった意味では全国でベスト4入ったってことは実力を証明できました。ここから上はもうチームの力より個々の力も必要だなって感じましたし、後輩にもっといろんな力を付けてほしいなって思いました。メンバーとメンバー外に分かれているんですけど、後輩にはメンバーだけじゃないってことと、メンバー外がしっかりメンバーを押し上げて行くってことを伝えてきました。バレー部に入って関東1部でやっていけるかって思っていたけれど、良い仲間と良い先輩後輩を持って切磋琢磨できたことで個人の成長を感じました。今年は応援の力も大きかったと思います。下から盛り上げる力がすごかったってことは良かったです。そのことでライバル関係をも持って意識してくれればいいと思いました。僕は1、2年生のときは陸の控えでメンバーに入っていて、その時にもともと悪かった膝を大ケガしてしまってからリハビリをしている時期が一番つらかったです。特にバレーが1年間できなかったってことがつらかったです。でもそのときに、一緒にリハビリしていた当時の4年生に支えてもらって乗り越えることができました。4年間で最高だった瞬間は注目されてない中で優勝できた東日本インカレです。あのときは今まで勝ってない相手に勝って、上に上がってく勢いのまま優勝できて良かったです」
武田友和(文4=日向学院)
「このチームで良かった。負けたけど、良かったと素直に思います。昨日から声が出なくて、できることならもっと声を出して元気良くいきたかったけれど、これが限界でした。そんな中いい雰囲気でみんなやってくれたと思います。バレーは身長が大事になるけれど、そんな中でも一番平均身長の小さな明治がここまで来られて、コンビバレーも捨てたものじゃないと証明できたと思います。今日、ピンチサーバーで出てサーブ前にボールを落としたけれど、ああいう場で出るのは慣れているので緊張はなかったです。神が降りましたね。みんな意気消沈していて、自分も声が出なくて、ムードを変えるために何かできないかと思ったので、ああいう形でも少しでも和めば良かったと思った。自分の出るタイミングは本当に1点取りたいときなので、1点を取ることに1年間こだわってきて、今日の試合で取れたので、後悔はしていない。印象に残っているのは中学大戦。21―24で負けてて危なかったところでしっかりできたと思うのと、今日のもだいぶ印象に残りました。一生の思い出になると思う。悪い部分でいえば東日本インカレの決勝でミスしたのがあった。あれがあったから全然緊張しなかったし、東日本後、後半頑張って来られました。この1年は本当にバレーだけにベクトルを向けてやってきて、タイトルを1つ取れたのは自分の中でも財産だし、やってきてよかった。満足している。後悔はしていない。同期に恵まれて、かわいい後輩がいてくれて、頼れるOBたちがいて、人に恵まれた。明治でよかったです。成長というのは確実にわかる。社会を感じた。体育会でやっていく中で上下関係が厳しくて、高校までは緩いことをやっていて、それがいきなりこうなって、礼儀作法を学んだ。意識していたけれどやれてない部分もあった。そこが一番成長した部分だと思います。後輩には、怒るし使うし嫌われていたと思う。でもその分笑わせてもらったから、ありがとうというのと、龍谷大戦の時に(小林)弘暉がクイックモッパーなのに応援しちゃって副審に怒られて、自分が1年のときにも同じことをしたことがあって、デジャヴだなと思った。それとタイトルも取れて、先輩を超えられて満足で、バレーは好きじゃないけど頑張れたのはみんなのおかげです、ありがとうと伝えました。今年のバレー部は協調性と我慢。みんな個性強い。その中で4年が相手を分かって、自分を押し殺して相手を尊重することができた。自分も1年間やってこられたので、協調性と我慢かなと思います」
杉本
「正直悔しいです。もうちょっと4年生とバレーしたかったっていうのが本音です。おととしの全カレの結果は4位だったので、本当だったら昨日も勝って優勝したかったんですけど、最低でも4位よりは上に行きたかったです。もう少し、できれば3位が欲しかったところです。もっと相手のブロックを利用して、長所を崩したかったところが悔いとして残りました。本当だったらみんなに心配かけないように、初戦から普通くらいの調子で最後に向かってだんだん上がって行く感じが理想だったんですけど、少し足を引っ張ってしまいました。やっぱり諦めたくないって気持ちがひしひしと伝わってきたので、早稲田とか専修とかで燃える部分もあったかなと思います。順天はブロックってイメージが僕の中であるので、それをぶっ壊してやりたいって思っていました。負けたくないって気持ちと重なって、決め切ってやると。こういう場面ですから雰囲気も上がっていって、迫熱しました。その中でも冷静さは保ちつつも気合いとか熱意を持って打ったスパイクだったと思います。最後の最後まで自分たちのコートにボールが落ちるまで4年生とバレーがしたいって思いだったんですけど、決められた時は終わってしまったんだなと感じました。後ろ振り向いて新さんとか陸さんとかが床に膝をついているのを見て、負けって言葉が頭の中に入ってきて涙が出てしまいました。本当は勝ちたかったのがありました。この負けを受け入れるのに何秒かかかってその試合も終わりですけど、叶うのならもう1セットやってくださいとお願いしたかったです。今の4年生は僕たちが入ってから一番一緒にいた時間が長い先輩方なんですけど、与えてもらったものもたくさんあって何かに絞りきれないです。でもその中で一番と言うと、最後まで諦めないでどういう姿勢で取り組むのかってところが大きかったです。4年生はバレーっていうものに対して真正面から取り組んでいましたし、4年生が僕たちの中で一番大きな存在でした。バレー部に入った時は右も左も分からない状態だったので、今の4年生がしっかり道標を立ててくれたので助かりました。秋季リーグ終えて、同期の有田と渡辺からいろいろ筋トレのメニューとか、効率良く筋肉を付ける方法を教えてもらったので、そういった他人の知識を借りて自分の力にできたのは良かったです。でも今までとは違う体になったので、今まで通りの感覚を取り戻すのに時間がかかってしまったのがありました。そのかいもあり、今日も拓真さんや陸さんに調子いいなって言われました。今回上半身を鍛えたことは良かったです。代替わりしたので体作りはまた一からしようと思っています。新チームで最初は戸惑うと思います。でもバレーに対するひた向きさを学んだので、こういう状況でもしっかりまとめて最終目標の日本一を目指していきます。春はもちろん優勝です」
瀧野
「本当に悔しいです。最後はやっぱり勝たせたかった。本当に勝たせてあげたかったです。やっぱり最後勝たせたいという気持ちで最初からやったけど、自分の仕事ができなくて、最後3セット目もサーブカットして相手にダイレクトを打たれて決められた。あそこの自分のミスで勝負が決まってしまったかなというのがあったから、本当に悔しいです。(昨日から切り替えは)難しかったですけど、最後は勝たせてあげたかったし、勝ちたかったという気持ちしかなくて、4年生が大好きだったから最後に勝たせてあげたかったです。(4年生が)ぐいぐい引っ張ってくれたから、後輩はやりやすかったですし、楽にプレーできる環境もつくってくれる本当にすごい4年生だったから、毎日が自分が成長できたし僕も4年生みたいな先輩に来年からなっていきたいです。(1年は)あっという間でした。4年生が絶対日本一を取るっていう思いも強かったし、それに対して後輩もついてこいっていう気持ちにさせてくれたから、チームは大きく変わったというのはあります。ずっとみんなでできるわけじゃないから、こういう日は絶対来るから、しっかり4年生の分もこのベスト4という成績はすごいけど、来年再来年はその上をいくことで、4年生に対して恩返しになると思う。今の4年生はすごかったけどそれを超えられるように頑張りたいです。4日間あっという間でした。楽しかったです」


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