白井・堂野ペア 今季最後の大会で成績残せず/全日本学生選抜インドア大会

2013.12.06
 インカレ上位ペアがそろうこの大会に、明大からは昨年の関東インドア準優勝を果たした白井拓巳主将(営3=尽誠学園)・堂野貴寛(営4=日本航空)が出場した。しかし初戦を落とし、結果はブロックで1勝1敗。決勝トーナメント進出には一歩及ばなかった。

 初戦の相手は早大の高橋・内山ペア。強敵ではあったが、明大側が「全てにおいて駄目だった」と堂野。序盤からアウトやネットといった簡単なミスが続出し、ラリーになる前にポイントを取られる状態が続く。そのまま1ゲームすら取ることができず、ゲームカウント0―4で初戦を落とすこととなった。
 一方、続く萩原・足立(同大)ペアとの試合では「やり方を変えて自分から打っていった」(白井)ことで勝機をつかんだ。鋭いショットをストレートに叩き込みポイントを決めるなど、後衛の白井から勢いよく攻めていく。相手のミスも重なって、テンポよく試合は進みゲームカウントは4―1。それでも2敗は免れたものの、1勝1敗でAブロック敗退となった。

 昨年度東日本インカレ制覇の実績も持つ白井・堂野ペアも、この大会がラストとなる。有終の美を飾ることはできなかったが、白井にとっては新しい始まりだ。「来年からはペアだけじゃなくチーム全体を引っ張っていきたい」と白井は次期キャプテンとして自らを奮い立たせる。来年こそ明大ソフトテニス部最大の目標である、インカレ優勝を目指す。

[三浦亜優美]

試合後のコメント
堂野

「インカレも終わり、4年ということもあって練習はあまりできていなかった。最後に今までを振り返るというか、集大成になればいいなという思いはあった。(白井とは)3年間組んできたのでお互いに駄目なときとか色々あったが、結果を残せたこともあったので振り返ったら組めて良かったと思う。(早大戦は)久しぶりだったのもあって全てにおいて駄目だった。2試合目は1試合目よりミスが減った。ただそれだけ。ここまでくると悔しさは特になく、楽しめればいいなと思っていた。後輩たちには、メインのインカレで結果を残してほしい。個人としてはこれから社会人になっても続けていくつもり」

白井
「練習したのが3週間と少なかったのと、今年のインドアがこの試合が初めてで、間隔がつかめなかった。初戦は早大の方が体が動いていて攻められて終わってしまった。2戦目はやり方を変えて自分から打っていった。どうせ負けるならと思ってそうしたらうまくいった。最初からそうしていればという後悔は大きい。インドアはみんなカットで前に出てくるが、そういうのをするのかしないかあやふやなまま試合をしてしまった。堂野さんがサーブの時だけ二人で前に出てあとは雁行陣になるようにやった。(堂野と組むのが最後だったが)1年の夏からずっと組んでいたのでさみしいが、お互いに就職しても続けていくと思うのでそこで戦えたらなと思う。来年は2年生と組むことになるので、今度は自分が引っ張っていきたい。ペアだけじゃなくキャプテンとしてチーム全体を引っ張っていきたい」