(47th Period)関東大学リーグ戦事後インタビュー  大津晃介、大椋舞人

――リーグ戦を振り返ってどうですか
大津:
目標にしていた優勝を達成できなかったので、悔しいです。優勝できなかった要因としては、チームの得点力のなさが挙げられると思います。個人としても、今年はキープ力やテクニックが身に付いたことで、無駄なプレーをしてしまう場面があったなど、悪い面が出てしまうことがありました。シュートも単調なものが多く、セットで流れをつかめませんでした。
――優勝した中大と比較して、明大に足りなかったものは何ですか
大津:
優勝した中大は、チーム全員が徹底してチームに貢献するプレーをしていました。それぞれの選手が、しっかりと自分の役割を理解し、それを実践していました。また、中央は明治に比べてウエイトトレーニングや走り込みなど、氷上以外の練習を重点的にこなしていました。そこが、明治には足りない部分だと思います。

――リーグ戦を通して、セットを固定しなかった理由は
大津:
今年は「全試合全力」というスローガンをチームで掲げました。しかし、リーグ戦では毎試合、自分の持っている力を全て出し切れない選手がいました。さらに、選手自身のコンディショ二ングがあまりうまくできずに、リーグ戦を通して好調を維持できた選手が少なかったからだと思います。

――リーグ戦でのチームの雰囲気はどうでしたか
大津:
優勝を目指していたときは、チームが一つになって戦っていたと思います。しかし、優勝の可能性がなくなると「負けても次がある」という考えを持つ選手が出てきたり、負けた試合の後に悔しがる選手もいれば、へらへらしている選手もいるなど、個々の感情が違ってきてしまいました。さらに、練習に取り組む意識の差が生まれたり、自分から積極的に練習に取り組まない選手が出てくるなど、チームの雰囲気はあまり良くなかったと思います。

――リーグ戦の得点数に関してはいかがですか
大津:
リーグ戦は毎週試合があるのですが、自分の体のケアを怠っていた部分がありました。その影響により、体が小さくなったり、当たり負けしたり、スピードが衰えてしまったりなど、夏に比べて力が落ちてしまったのが影響したと思います。

――リーグ戦ではペナルティが多く見受けられましたが
大津:
「まだ2年生だから、来年がある」という気持ちはありませんが、感情的になってしまい、どうしても反則をとられることが多かったです。チームに迷惑を掛けてしまいました。

――チームの全体練習以外に、個人的に練習していることはありますか
大津:
サッカー部のグランドを借りて、ダッシュや走り込みをしています。また、筋力トレーニングでは妥協せず、意識を高く持って取り組んでいます。

――インカレに向けて
大津:
まずは優勝目指して頑張りたいと思います。リーグ戦と違い、インカレはトーナメントなので負けたら終わりです。一戦、一戦、大事に戦っていきたいです。個人としては昨年、得点王になっているので、今年も狙っていきたいと思いますし、得点を決めることによって、チームの優勝に貢献できればと思っています。

――ありがとうございました

◆大津晃介 おおつこうすけ 法2 日光明峰高出 173cm・75kg

――リーグ戦振り返っていかがでしたか
大椋:
秋は夏に比べて全体的にプレーが落ちてしまっていました。パワープレーも通常時の動きも夏が基準だったのですが、そこまで戻すことができませんでした。

――昨年はサマーカップに出場しなかったですが
大椋:
去年に比べて今年は夏から秋にかけて空いた時間が短かったので、すぐに氷に慣れたり自分のベストを持っていけたので、調子自体は上がっていったと思います。

――攻撃面の課題は
大椋:
FWでは決定力不足ですね。僅差の試合では決められるところを決めないと負けてしまうので。

――リーグ優勝した中大との差は
大椋:
攻撃面では決定力の差もありますし、パワープレーで決め切れなかったことも大きな差でした。夏の間はうまくいっていたのですが、リーグ戦ではうまくいきませんでした。

――守備面の課題は
大椋:
全体的に1対1が夏に比べて負けてしまいました。攻め込まれて数的不利になってしまうことが多くあったので、インカレに向けてそこは課題だと思います。

――夏から動きが落ちてしまった原因は
大椋:
運動量が落ちてしまいましたし、一人一人の集中力は秋リーグも長いので、なかなか最後まで維持できていなかったと思います。コンディションを整えることも大変でした。

――ご自身としてはどういったシーズンでしたか
大椋:
夏に比べて運動量は落ちていますし、自分たちのセットは活躍できていなかったので、反省しています。

――セットがなかなか固定できないという点については
大椋:
いろんな人と試せますし、一番合う人と組めることもあると思うので、その辺はどんどん試していって、インカレまでにはベストなセットを見つけたいですね。固定できずに負けてしまったという見方もありますが、いろんな選手にチャンスがあったので、戦力の底上げにはつながったと思います。

――チームで話し合いなどは
大椋:
もちろんミーティングはしますし、みんなでビデオを見て研究することもあります。コーチの方とも話し合いました。学年関係なく意見は言い合えていたと思います。

――インカレに向けて意気込みをお願いします
大椋:
地元でもあるので、優勝したいです。中央に3冠は取らせたくないので、打倒中央で、最後くらいは優勝して終わりたいです。

――ありがとうございました。

◆大椋舞人 おおむくまいと 法2 白樺学園高出 175cm・74kg

[桑原幹久・加藤拓哉]