朝日新聞 GLOBE×明スポ~1年生記者の声~⑯

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「日本の宝」(『多様なコメの世界』GLOBE122号、G-8)

 世界には、日本以外にもお米を生産している国は数多くある。お米と言えば日本、と考えている日本人は多いだろう。しかし意外にも生産量は世界で11位とそう多くない。その結果になぜか悔しささえ覚える。人口の関係など仕方のないところもあるのだろうが、やはり「米離れ」も原因の1つだろう。

 外国ではチャーハンやパエリアなど、調理されたお米が多い。それに比べて日本は、白米とおかずという組み合わせが普通であり、そこが魅力だと思う。なぜ日本のお米は美味しいのか。それは水分量だ。よく「外国のお米はパサパサしている」と言われるが、その原因も水分量である。では、なぜ日本のお米は水分が多いのか。それは大昔の人が丹精を込めて育て、今の人が研究を重ねてきた結果なのではないだろうか。

 お米は日本の誇りだと思う。それなのに食べないなんてもったいない。「宝の持ち腐れ」である。また日本人の責任として、生産量が低下するなどということは阻止しなければいけないのではないか。こんなに素晴らしい宝を持っていることに幸せを感じ、感謝して、食していきたい。

[保屋松彩佳]

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