朝日新聞 GLOBE×明スポ~1年生記者の声~⑪
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「広がるコメの文化」(『データで見るコメ』GLOBE122号)
古くからコメは日本の食文化に欠かせないものであった。食事の主食はコメ。これが古き良き伝統だ。しかし現在では日本人の「コメ離れ」が進んでいる。高度経済成長期の1960年代と比べると、消費量が半分にも満たないのが現状。和食文化から洋食文化への移り変わりなど、食生活の変化がコメ離れにつながっている。
日本のコメの消費量の低下が著しい中、一方で消費量を伸ばしているのがアフリカの国々。日本とは逆に1960年代から消費量を2倍にしている。マダガスカル、マリ、セネガルなど1人あたりで見ると日本人よりはるかに多くのコメを食べている国もあるそうだ。アフリカのある国では多くの人が3食コメを食べているということには驚かされた。さまざまな文化が混ざり、薄れている日本の食生活。このアフリカの事実には、日本人が本来あるべき姿を考えさせられた。
コメは日本の文化ではあるものの、今では世界中で食べられているグローバルな食べ物なのだ。よりグローバルなものにするために、コメの伝統がある日本が「コメ離れ」を解消していく必要があるだろう。
[森光史]
投稿 by 就活トク報By朝日新聞.
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