朝日新聞 GLOBE×明スポ~1年生記者の声~②

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「日本=お米」(『瑞穂の国の行方』 GLOBE122号、G-7)

お米は日本の主食の代名詞とされ、「日本=お米」と言ってもいいくらい、お米と日本は密接な関係だった。しかし、近年では麺類やパンなどの登場によって、毎日ご飯を食べることさえ珍しくなってきた。「あきたこまち」や「こしひかり」など現在のお米は必需品ではなく、一つのブランドになりつつある。

 米を主食とする国は、少なくない。アフリカ大陸に位置するガーナでも、主食としてお米を一日3食べるという。さらに、市場では、50種類以上ものお米が売られているのだから、驚きである。

 TPP参加によって、国産よりもはるかに安い外国産のお米が輸入されるかもしれない。専門家の間では「もしも、TPPでお米の関税をゼロにすれば、安い米がなだれ込んで壊滅的な打撃を受ける」という意見が出ている。食物自給率39%の日本で、お米まで輸入するとなれば、30%をきる可能性も出てくる。これからの日本の未来は、お米によって左右されるかもしれない。だって、「日本=お米」なのだから。

[加藤拓哉]

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