(8)インカレ出場選手紹介

 11月29日から行われる全日本大学対抗選手権(インカレ)に先立ち、明大ウエイトリフティング部の魅力をお伝えします。選手紹介やプラット対談、写真館、さらには選手たちの素顔まで、魅力を余すところなくお届けするのでお楽しみに!
 最終回はインカレ出場選手の紹介です。インカレへの熱意や意気込みを語っていただきました!

・62㎏級
中田健太朗(政経4=常翔学園)

「2年の時はふがいない結果で、3年の時はケガで出場できていない。だから今年最後に何としてもいい試合がしたい。1部での戦いと言うことで、部が全体的に、メンバー以外も強くなりたいとむき出しに向上心があって、雰囲気が上がっている。インカレまでは減量に取り組む。もう60%は終わっていて、残りをしっかり減らして、記録を維持したい。上げていけるコンディション作りをモットーに取り組む。減量は食事だけでなく、有酸素運動なども取り入れて、体に影響が内容に進めていく。減量すると力が落ちてしまう分、技術力を向上させるように心がけている。日頃やらないようなこととかも、少し変えて取り組んでみたり。目標はトータル250kg。原と同じ階級に2人で出るから、明治に点が撮れるように試合をしたい。当日は自分のコンディションもしっかり整えて、セコンドとも話し合ったり、作戦とかも必要になると思う。去年ケガで出られていないけれど、1つ上の先輩方が1部に上げてくれたから、その恩返しがしたいし、後輩のためにも1部の上位を狙えるように得点をとりたい。今回だけは譲れない。必ずやらなきゃもう後がない。残りの3週間は余計なことは考えずに、普通の生活をして、心と体のバランスを合わせながら過ごしていく」

 

原亮太(法3=須磨友が丘)
「1部インカレは初めてで、もう2ヶ月くらい緊張している。試合展開を考えたりしながら練習している。早く試合がしたい。インカレまではいつもどおり練習して無茶しないで自分に与えられたことをするだけだと思っている。これは高校の時に言われたことでもあるんだけど、無理しても無茶するなということ。スナッチ2位、ジャークでは1位を狙って、4年生の勝利に貢献したい」

・77kg級

髙原康幸(政経4=天草高天草西)

「やるしかない。4年だが、自分の仕事をしっかりやるだけ。目標は1番。甘くないのは分かっているから狙いつつ。去年の2部からは上がって当たり前の世界。1部でどれだけ戦えるのかが力の見せどころ。4年は4人出る。プレッシャーは感じている。最近不眠症で。いつも試合前はプラット立った時のイメージをして寝るようにしてるけれど、3日くらい前からイメージしてたら2、3本目挙げるところまでイメージしちゃって3時くらいになってたりとか、いつになく緊張してる。目標としては、スナッチは129kg、ジャークは160kg以上挙げられたらいいところに行けると思う。優勝にはトータル289~91kg必要かな。それを目指していく。85kgで出てたときは取ったことあるけれど、77kgでだと自己ベストになる。国体は77kgで出たけれど、体重を8kg落としてカゼを引いて、38.6度くらいで出て失格になった。今回は1.5~2kgくらいしか落としていないからいける。他大とも実力は均衡しているけど、日大、早大には負けたくない。2こ下の2年の選手に強いやつがいるけど、勝てれば1位も見える。今はいつになく重いのにも触るようにしてる。スナッチでは1本目を常に触るようにしていて、ジャークはいつもどおりにやっている。スナッチが苦手だから。残りはもうウエイトだけの生活をしていく。最後だし。全日本のつく大会だと2位が最高だから、1番をとりたい。1位を狙いにいくしかない」

吉川琢磨(政経2=明石南)

「4年生にとっては最後の試合で、4年生は中田先輩を中心にいつもお世話になっている。できれば優勝してもらいたい。1カ月を大事にして、取れる最大の点数は取れるように頑張らないと。自分は自信だけが取り柄。あと3週間あるし、ケガも直して、持ち前の自信を生かして、周りにもプレッシャーを与えられるような試技がしたい。スナッチは余裕で1番取れるだろうけど、2本目で132、3kg挙げて1番をとって、3本目に135、6kgとか、どれくらい挙げられるかが大切になると思う。立てる自信があれば立てるだろうから、150kg目指してやっていきたい。スナッチはミスせずちゃんととれるように、ジャークは立ったら刺せるから、まずは立てるように。負けたくない。日大のいずつと、早大の梶田が高校の同期で、インカレでも1、2を争うくらい強い。高校の頃から勝てていない。仲はいいけど倒しにかからないと。フルパワーでいきます。団体戦なので、周りのことも気にしながら、得点が0というのは絶対に許されない。3、4年生がこれだけできるぞと安心感を与えて、それに1、2年もついてきてほしい。残りの3週間は無理しないラインを見極めて、ケガとかは再発しないよううまいことやっていく。この時期は寒くて身体が動かないから。軽い重量もきちんとやるように。見とってください」

・85㎏級

西岡翔吾(政経2=洲本実)
「去年初めてインカレに出場させてもらって、いい経験を積ませてもらったなと思う。緊張してしまって駄目でしたけど。今回はやるって気持ちです。ビビってしまうことがあるので克服するようにしたいです。法大の平仲には記録では全然負けている。今回はスナッチは難しくてもジャークで離して勝ちたい。4年先輩には全員にお世話になった。安心して引退してもらえるように、最後に見せたい。1本目を挙げて2、3本目で狙っていく」

・94㎏級

敦見康平(政経4=明石南)

「1部には強敵が多いなと思う。危機感を持って練習している。でもこのまま言ったら大丈夫とも思っている。調子はいいので、このままの調子を試合まで持っていけそう。最後のインカレだし、表彰台に登りたい。自分たちのためにも、チームのためにもなると思う。明大として出場するのは最後になる。妥協すること無く、万全を期して臨みたい。後輩に対しても、結果が全てと言ってきた。今度は自分が結果を出さないといけないと思っている」

・105㎏級

三原真吾(政経4=淡路)

「みんなでできる最高な試合がしたい。団体では3位も狙えると思う。今回は全体でミーティングしたりと、意識が高い。自分もちゃんと練習して、点数を取れるように練習から心掛けている。誰かが失敗してもカバーできるように、練習から追い込んでやっている。自分の予想より2、3kg上を取れればカバーできるはず。最高な試合をできるように調整ですね。ミーティングでは誰が何kgまで挙げるとか、そういう細かい重量まで設定して、8人で完璧に点を取れるように戦略的なことを話し合った。自分が1、2年の時はこういうことはなかったから、今年からって感じ。例年とは違うけど、良いと思う。4年生だから引っ張るとかいうのではなくて、原とか、強い人が点を取って引っ張っていく。個人としては、自分の出る階級で強い人が1つ上の階級に行ってくれたので、順位は1つ上がると思う。スナッチは上と圧倒的な差があるから5位くらいで、ジャークを狙えれば1位もある。自分はジャークしか勝負できない。強い人は185kg挙げてくる。自分のベストは182kgだから、あと3kg挙げれば同じ。ジャークで最後に1位を狙えるような試合がしたい。試合になれば取れるような感じもするし、練習では186kgに取り組んでいる。挙げるためには重量慣れをするしかない。スクワットで足を強化して、重さに耐えられるように整えていったり、180kg以上でデットリフトを3本×7セットをやったりしている。185kg以上の重量に慣れさせて、練習で186kgに挑戦できる身体づくりに取り組んでいる。最低でも3位で、高望みはしないで確実にいきたい。数年間3位には入れていないから、自分たちの年で入って、明大の名を残したい」
畠山桂(政経3=能代工)
 
「インカレに出場するのは2回目。選ばれるか微妙なところではあったが、選ばれたからには頑張りたい。ジャークで165kg刺せたら5位、170kg刺せたら4位に入れるんじゃないかと思う。階級的に明大最後の種目に出場することになる。順位が絡んでくると思うが、順位を取って、恩返しというか、今までお世話になった分できることをしたい。課題はスナッチ。ジャークは取れてもスナッチが取れないと逆転ジャークもでき
ない。確実に5位を狙っていく」

全8回にわたってお送りしてきたLifter’s High 2013―限界のその先へ―は今回で最終回となります。今までご覧いただきありがとうございました。