インカレ初戦、圧勝で2回戦へ/全日本大学選手権

インカレ初戦、圧勝で2回戦へ/全日本大学選手権
 インカレが幕を開けた。初戦の相手は北海道2位の北海道教大岩見沢校。落ち着いた立ち上がりから次第に激しいディフェンスを見せ相手を圧倒し、82―50と快勝。順調な滑り出しでインカレ初戦を突破した。

 スターターは安藤誓哉(情コミ3=明成)、森山翔太主将(営4=市立船橋)、中東泰斗(文3=光泉)、田中成也(文4=高志)、西川貴之(情コミ4=東海大附四)。

 第2クォーター残り7分、相手の取ったタイムアウトが明けるとそれまでの静かな空気は一変した。ダブルチームを織り交ぜたゾーンディフェンスで相手に激しいプレッシャーを与える。そこから抜け出した三井啓史(政経1=札幌日大)が速攻を決めると、今度は中東が立て続けに得点。激しいディフェンスなだけにファールがかさみ、相手にフリースローを与えるがこのクォーターで許した得点はわずか5点。反対に、開始早々田中のバスカンや3Pシュートが決まった明大は25得点。この点差が今日の試合を決定付けた。

 28点リードで迎えた後半は、ケガから復帰を果たした土井慧吾(政経3=日本学園)を含め、この日ベンチに入った全員がコートの上に立った。中でも活躍が光ったのは川内慎太郎(法4=福大大濠)だ。最終クォーターの残りの5分間だけで2本の3Pシュートを含む10得点。ターンオーバーを頻発し空気が悪くなったところで流れをつくった。

 大学日本一を決める戦いが始まった。明後日28日の2回戦の相手は国士大。今年のリーグ戦で1部昇格、今大会1回戦では昨年インカレ4位の近大に勝利と勢いがある。優勝を目指す明大にとっては通過点に過ぎないが、インカレはトーナメント。負けは許されない。一戦一戦を大切に決勝の舞台まで突き進む。