(19)昨年の3位を超えろ! インカレ制覇へ

大きな飛躍
田中の成長が著しい。春のトーナメントまでは6番目の選手だったが、秋のリーグ戦から主力に定着。昨季からプレータイムは6倍、得点は8倍まで伸ばし、リバウンドやルーズボール、密集地帯で体を張ったプレーでチームを引っ張っている。活躍の要因は「技術より精神的な面での成長の方が大きい」と田中は話す。「今1番バスケが楽しい」。最高の状態で日本一に挑む。
エース復調
エースの調子が上がってきた。安藤はリーグ戦序盤、メンタル面の不調から本来のプレーには程遠かった。ときには塚本清彦ヘッドコーチから名指しで批判されることもあった。それでも、リーグ戦後半から調子を取り戻し、3位入賞に貢献。優秀選手賞も獲得し「アシストも必要だけど、やっぱり自分は積極的に攻めていくスタイルが合っている」と本来のプレーを取り戻した。上位進出を果たしたリーグを振り返っても「特別な思いはない」と切り替えを強調。インカレ優勝しか見えていない。
インカレの見どころ
第3シード・明大のいるCブロックは、昨年4位の近大、関東5位の筑波大が明大の後を追う。初戦に勝つと、2回戦は近大か国士大と戦うことになる。1部昇格を決め、勢いのある国士大が相手になる可能性は高い。3回戦は筑波大が最有力だ。3位となった昨年の春のトーナメントで優秀選手に選ばれているセンターの武藤に自由を与えたくない。Cブロックを勝ち抜けば、準決勝は青学大との対戦が濃厚。青学大は張本が復帰。実戦から遠ざかっていたとはいえ、永吉、野本と2m近い選手が3人いるのは大きい。現在明大は高さ対策に力を入れている。
反対の山は東海大の一強状態。しかし、明大は東海大との相性がいい。3年間の間にインカレでは2度の対戦があり、1勝1敗。いずれもオーバータイムで、相見えれば好ゲームが予想される。
本日の試合は代々木第二体育館で15時トスアップです。
次の試合は28日(木)、代々木第二体育館で15時トスアップです。
対戦校は今日の試合の結果、国士大となりました。
関連記事
RELATED ENTRIES