(18)悲願のインカレ制覇へ 目指すは頂点!

2013.11.23
勝負は2回戦
 ヤマ場は早くも訪れる。2回戦でU22日本代表エースの元木を筆頭に、有力選手がそろうインカレ連覇中の日体大と当たることが濃厚。秋季リーグ戦では序盤に食らいつくも、終盤に突き放され27―33で敗れた。素早い攻守の切り替えを武器とし、安田主将は「日体大のスピードは学生一。戻りを意識して質を高めないといけない」と警戒する。
 初戦の関西学生秋季リーグ6位と格下の近大戦も油断はしない。3年前のインカレでは、初戦で福大に敗れ、足元をすくわれた。「まずは1回戦。近大に足をすくわれないようにやる」と安田は気を引き締める。他には秋季リーグ連覇を果たした早大も優勝候補に挙がる。最優秀選手に選ばれたGKの岩下、優秀選手のエース東江を中心に戦力は日体大以上。秋季リーグで得点王に輝いた岡本を擁する東海大も侮れない。関東圏以外では昨年ベスト4の中京大が今季もダークホースとなりそうだ。

立て直し図る
 チームの調子は上向きだ。リーグ戦は春秋ともに5位。秋季リーグは開幕3連勝のスタートダッシュを決めるも、後半戦で失速。課題の残る結果となった。さらに、秋季リーグが終了後、課題克服に向けてチームがまとまらず、チームの状況が乗っていけない時期が続いた。それでも、先週に行われた練習試合ではいい動きを見せるなど状態は上がってきている。チーム一丸となって目指すはもちろん優勝。「(練習試合で)こちらが意図している意識が浸透してきた」と松本勇監督も手応えを感じている。インカレ優勝に向けて準備は整った。万全の状態で山梨に乗り込む。

[中田宏明]