拓大との練習試合でインカレに向け調整/練習試合

拓大との練習試合でインカレに向け調整/練習試合
 インカレに向け最終調整だ。明大は八ヶ岳での合宿を14日に終え、拓大との練習試合に臨んだ。1クォーターごとに得点とファールカウントをリセットする形で、ディフェンスやゾーンを確認。奇数クォーターではスタメンを起用し、偶数クォーターではリザーブを中心に起用した。6クォーター分を終えたところで、練習試合は終了となった。

ドライブから得点を狙う中東<
ドライブから得点を狙う中東

 1対1から得点を許す場面が多く見られた。1クォーター、マンツーマンで守る明大に対し、拓大はバンバと大垣が積極的に1対1を仕掛ける。このクォーター、バンバが3Pシュート2本を含む10得点、大垣が8得点。対する明大は、単発に終わり9―23で点差をつけられた。3クォーター目でも、バンバが好調。明大は2―3ゾーンディフェンスでインサイドを固めるが、アウトも沈めるバンバにてこずる形となった。しかし、オフェンスでは中東泰斗(文3=光泉)がバスケットカウントを沈めるなど7得点を挙げた。5クォーター目ではゾーンディフェンスからの速攻が連続で決まると、中東のポストプレーも試しながら試合を展開。安藤誓哉(情コミ3=明成)も得点に絡み20―18と、このクォーターではリードを奪った。

 リザーブ中心の起用で光ったのは吉本健人(法2=藤枝明誠)だ。6クォーター目ではバスケットカウントと3Pシュート3本を含む18得点。このクォーターの20得点のうちほとんどを吉本が稼いだ。

18得点を挙げた吉本<
18得点を挙げた吉本

 インカレをあと一週間後に控えた明大。順当に行けば筑波大や青学大と当たることになる。塚本清彦ヘッドコーチの中では「筑波大の武藤、青学大の天傑(張本)、健吾(野本)、永吉を抑えられるか」が大きな課題だ。特に青学大は2m級の選手が3人いる。「バンバがいることで高さ対策を試すことができた」と拓大との練習試合の意図を明かしたが、うまくはまったとは言えないようだ。試合後にはバンバを抑えきれなかった選手に声を張り上げる場面も見られた。それだけ重要な高さ対策。皆川徹(営3=京北)の不在が響くことは避けたいところだ。
 17日にはイッサやマンタスといった2mの選手を擁する白鴎大との練習試合を行う。PG(ポイントガード)の安藤が「拓大との試合で確認できた課題を意識してできるから白鴎の方が重要になってくる」と言うように、最終調整は佳境を迎えている。