男女とも2日目に崩れ、優勝逃す/朝日杯争奪日本学生選手権

2013.10.31
 不完全燃焼だった。勝亦悠斗(営1=富士市立)は首位と10打差の32位T、佐藤千紘(商4=日大高)が首位と9打差の10位Tで上位入賞はならなかった。山本気恵(営1=米子北斗)は2日目進出を逃した。

 2日目に苦しんだ。初日、悪天候の中、勝亦はパーで回り首位と6打差の14位タイ、佐藤千は1オーバーで首位と5打差の2位と好位置につけた。しかし2日目、勝亦は「前半でチャンスを決めきれず、悪い流れで後半に入ってしまった」とボギーが先行。佐藤千も後半に3連続ボギーをたたくなど、最後まで本来のゴルフを見せることができなった。

 ルーキーの勝亦にとって明大の1年目の試合がこの大会で終了。タイトル獲得はならなかったが、全日本学生選手権では5位入賞とはやくもチームの主力だ。それでも「決定打に欠ける。決めきれないことが多かった。今日はそんな一年を物語る試合だった」と猛省。来年に向けさらなる成長を予感させた。

 4年生の佐藤千は学生としての個人戦はこれが最後となった。「納得できるゴルフをしよう」と優勝を目指して臨んだ。しかし、初日に首位と5打差をつけられ「気持ちがのっていかなかった」と苦しい試合運びになってしまった。11月1日には団体戦の信夫杯が待つ。「そこは本当に学生最後の試合。納得いくゴルフをする」と佐藤千は気持ちを切り替える。次はチームで栄光をつかみ取る。

[石渡遼]

勝亦
「前半はパーで回りましたが、チャンスで決めきれず、流れが良くないまま後半ボギーが先行してしまいました。流れが良くなかったのですが、8割方パターが悪かったと思います。昨日よりショットは良かったのですが、パターがひどくなって修正できませんでした。打っている感じは悪くなかったので読みが悪かったのかな、と。一年が終わりましたが、まだ地元の試合があったりするので、そこで修正できたらいいです。今年得たことを来年につなげていきたいです。タイトルは取れませんでしたが、個人としては満足しています。ただ、決定打に欠けて決めきれないことが多かったので、今回はそんな一年を物語っていたと思います」

佐藤千
「個人戦が最後ということで納得できるゴルフをしようと心がけました。優勝だけを目指していましたが、初日に5打差をつけられてしまい、気持ちが乗っていきませんでした。(両親も応援に駆け付けていたが)プロテストに向けて調子を崩さないようにということで来てもらっていました。今日は学校の友だちが応援に来てくれていたので、とても力になりました。今日の不調についてはどう直せばいいのかが分かりませんでした。明後日(11月1日)の団体戦は学生最後の試合になるので納得いくゴルフをしたいです」