前田全日本で完敗も収穫/全日本ターゲット選手権大会

2013.10.30
 社会人も含めた日本のトップクラスの選手が出場する全日本ターゲット選手権に、明大から前田悠帆(法2=東福岡)と深澤菜見(文4=高崎商科大附)の2人が挑んだ。1週間前にインカレフィールドを制した深澤は21位でまさかの予選ラウンド敗退。決勝ラウンドに進んだ前田も完敗を喫し、1回戦敗退となった。

 全日本の壁は厚かった。初めて全日本ターゲットに出場した前田だったが、力の差を痛感する結果となった。

 初日の予選ラウンドは接近していた台風の影響で、悪天候。さらに予想以上の寒さも重なり「対応できなかった」(前田)と全体23位に終わる。しかし決勝ラウンド進出は決め、決勝ラウンドでの巻き返しを誓っていた。決勝ラウンドはオリンピック方式という、普段の大会とは異なる形式で実施され、格上の相手にも勝てるチャンスがある。「チャンスはある。いけるところまでいこう」と意気込んだ前田だったが、相手に3セット連取されストレート負け。試合後は「圧倒的な力の差を感じた」(前田)とうなだれた。

 今回は1回戦敗退という結果に終わったが「やっぱり(トップレベルの選手は)安定感が違う。自分には試合での適応力が足りないと感じた」(前田)と課題も見つかった。トップとの違いを肌で感じ敗戦の悔しさ以上に大きな経験となった。「目標は代表です、と言えるくらいになりたい」とさらなる成長を目指す。

[本永雅敬]

試合後のコメント
前田

「(予選ラウンドは)悪天候で寒く、それに対応できなかった。適応力が足りなかった。(決勝は)オリンピック方式なので、何が起こるか分からない。格上相手でも勝てたりするのでいけるところまでいこうと。とにかく相手に食いついていくことを目標としていたが…。今回は(トップとの)圧倒的な力の差を感じた。トップの選手はやっぱり安定感が違う。今後はいろんな試合に出て経験を積んでいく。大きな試合にも出ていきたい。練習では雨の日にも練習をして、どんな天候でも適応していけるようにしていきたい」

関連記事

RELATED ENTRIES