(5)川久保直哉・水谷聡~つかんだ全国への挑戦権 ダブルス対談~

2013.10.28
 5回目の今回は学生最後の全日学を迎える川久保直哉(国際4=千葉経大附)と水谷聡(情コミ4=実践学園)を紹介する。

――調子はいかがですか。
川久保:
上々です。自分の武器である両ハンド振って仕掛けるところを伸ばせるように調整中しています。
水谷:チームカップが終わってほっとした。練習に対して身が入らず練習量も落ちている。1カ月で徐々にピークに持っていければいいと思います。

――ダブルスは組んでどのくらいですか。
川久保:
1年生のとき最初組んで、そのあと2年からはずっと組んでいる。約3年目です。

――お互いのプレーの印象は。
川久保:
カウンターがうまい。あとは凡ミス(笑)。
水谷:予選のときから助けてもらっています。自分がびびってしまうタイプだけど、いいプレーをしてくれて助けられています。強心臓だと思います。

――ダブルスのプレースタイルは。
水谷:
自分がつないで、川久保が決めるスタイル。川久保が目立つんですよね。
川久保:やることしっかりやってくれるので自由にできます。

――出場が決定したときの気持ちはいかがでしたか。
川久保:
ただうれしかった。今までダブルスで1回出ただけで、それも4年生と組んでだった。決定戦までいってあと一歩逃していたから、4年目で出場が決まって、頑張ってよかった。
水谷:単複どちらも出場は初めて。試合前にやりこむけれど、試合でうまくいかず苦しい場面もあった。やってきたことが形になった。最後だし、うれしかった。

――現在の4年生は学年が上がるにつれてだんだん結果出てきていますが。
水谷:
常にレギュラーって人はいないけど、みんな真面目で、キャプテンを中心に残って練習したりしてる。派手ではないけれど、そういう姿勢を下級生は見習っていると思うし、結果につながっていると思う。
川久保:小粒揃いってことです。

――入学時とはどのような点が変化したと感じますか。
水谷:
強くなった。周りの人や、環境が良かった。
川久保:毎年強い人が入ってくる。その人たちを見て技術が上がっていると感じる。
水谷:日本一を目指している人ばかりなので、まじめにやっていればおのずと強くなっていった。

――全日学はどんな位置づけですか。
水谷:
全日本より出たかった試合。出るのが1番上の目標でした。
川久保:4年間でしか出られない大会だから、出ることが重要だと思います。

――全日学での目標は。
川久保:
ダブルスはいけるところまで。ふがいない試合はしたくない。できればランク入りしたい。相当準備が必要になる。シングルスもランク入りが目標だけど、まずは1回戦を勝つことから。
水谷:予選通ることが大学での目標で、満足していた部分もあったけれど、明大の名前に恥じないように、1回でも多く勝って卓球ができればいい。最後の試合になると思う。大学で全国の試合で戦うのは初めてだから、一戦一戦やれることをやって勝てれば最高です。

◆川久保直哉 かわくぼなおや 国際4 千葉経大附高出 180㎝・68㎏
 関東学生新人選手権 10年シングルスベスト8
 関東学生選手権 13年シングルス4回戦敗退、ダブルス2回戦敗退

◆水谷聡 みずたにさとる 情コミ4 実践学園高出 179cm・64kg
 関東学生選手権 13年シングルス3回戦敗退、ダブルス2回戦敗退