
(3)有延大夢~復活を目指すルーキー~
高校時代に数々の実績を残し、名門明大卓球部へ来たルーキー有延大夢(商1=野田学園)。春季リーグでは1年生ながらレギュラーで出場。高校の先輩である平野友樹(商3=野田学園)と組んだダブルスで全7試合に出場。6勝1敗と無類の強さを見せ、明大の全勝優勝に貢献した。関東学生選手権では町飛鳥(商1=青森山田)とのダブルスで優勝を果たし、好スタートを切ったかに思えた。しかし、秋季リーグの直前に右手を負傷。結局この大会1試合も出場することできず、チームがリーグ戦春秋連覇を果たす中で不完全燃焼に終わった。全日学ではケガからの復活を見せることができるかどうかに注目だ。
復活に懸ける思いは強い。ケガでラケットが握れない期間は「ランニングで下半身の筋力を強化した」と今できる事に力を注いだ。そしてケガ後の初めての実戦となったチームカップでは「手先の感覚はまだ万全ではないが、試合勘は戻ってきている」と順調な回復ぶりを見せた。チームカップ後の練習では「サーブからの展開を意識して練習している。サーブで仕掛ければ自分の卓球ができる」と技術面にもさらなる磨きをかけている。「全日学の目標はもちろん優勝」と話す有延。その準備は整いつつある。
復活に懸ける思いは強い。ケガでラケットが握れない期間は「ランニングで下半身の筋力を強化した」と今できる事に力を注いだ。そしてケガ後の初めての実戦となったチームカップでは「手先の感覚はまだ万全ではないが、試合勘は戻ってきている」と順調な回復ぶりを見せた。チームカップ後の練習では「サーブからの展開を意識して練習している。サーブで仕掛ければ自分の卓球ができる」と技術面にもさらなる磨きをかけている。「全日学の目標はもちろん優勝」と話す有延。その準備は整いつつある。
全日学ではこれまでとは違った戦い方が求められる。関東圏内から全国規模になると選手のレベルは一気に上がる。圧倒的実力を持ってしても勝てる保証は無い。6月に行われたインカレでは丹羽孝希(政経1=青森山田)を擁しながら準決勝で敗れ、全国区で勝つことの難しさを思い知らされた。有延は「こちらが100%の力を出しても、向こう(愛工大)は120%の力を出してきた」と話し、全国レベルの高さを痛感した。また高レベルでの試合では、一つのミスが命取りとなる。有延は「出だしの凡ミスに気をつけたい。ラリーの最初でレシーブミスをしないようにしたい」とこれまで場数を踏んできているだけにそれを熟知している。有延の本番での戦いに期待したい。
今大会に対する思いには特別なものがある。ケガで出られなかった秋季リーグでは悔しい思いをした。この全日学で復活を果たすため、その悔しさを胸に練習を重ねてきた。「全日学に勝てばその先も色々な試合につながる」と今大会は今後を占う大一番でもある。有延の戦いが今始まる。
◆有延大夢 ありのぶたいむ 商1 野田学園出 170㎝・60kg
関東大学リーグ戦 2勝1敗(13年春~13年秋通算)
13年関東学生選手権ダブルス優勝
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