
(2)岡田崚~取り戻した自信、さらなる高みへ~
入学時からレギュラーとして活躍する岡田崚(商3=愛工大名電)は回転力抜群のサーブが特徴だ。1年次の春季リーグ戦ではサーブを武器に8年ぶりの優勝に貢献。その後も実績を積んだ。しかし、2年連続のグランドスラムがかかった昨年の秋季リーグ戦の早大戦で敗れた。チームも敗北し、グランドスラムも逃した。そこから思うような結果を残せなくなり「自信をなくした」。
転機は東京選手権だ。日本代表にも選ばれる松平賢二(協和発酵キリン)を倒した。格上相手の勝負で「自分の持ち味に気付けた」。もとからフォアハンドが得意だったが、大学入学から両ハンドを振れるようなプレーを目指した。さらに強くなるために必要なことと思った。しかし、そこから無理に両ハンドを使ってプレーするようになり、自分のプレーができなくなってしまった。「お前はひたすら動いて、フォアハンドを振っていればいい」と先輩からの言葉を受け自分の持ち味を意識。東京選手権ではベスト16進出。強力なフットワークとフォアハンドを武器に好成績を残し、自信を取り戻した。
転機は東京選手権だ。日本代表にも選ばれる松平賢二(協和発酵キリン)を倒した。格上相手の勝負で「自分の持ち味に気付けた」。もとからフォアハンドが得意だったが、大学入学から両ハンドを振れるようなプレーを目指した。さらに強くなるために必要なことと思った。しかし、そこから無理に両ハンドを使ってプレーするようになり、自分のプレーができなくなってしまった。「お前はひたすら動いて、フォアハンドを振っていればいい」と先輩からの言葉を受け自分の持ち味を意識。東京選手権ではベスト16進出。強力なフットワークとフォアハンドを武器に好成績を残し、自信を取り戻した。
自信を取り戻したが、さらに上を目指す上で自分の研究に取り組んだ。「いいプレーしている時はどんな時か、負けている時はどんなプレーをしているかをビデオで研究している」。自分のプレーと向き合い、いい時と悪い時を研究。試合中も常に考え、自分がどんなプレーをしているかを意識し修正していく。熱くなり無理に強打する時もあったが、「冷静に理論的なプレー」を心掛け、自分の良さを引き出すプレーができるようになった。
いいプレーをするためには「当たり前のこと」ができなければならない。「待っているところに来たボールを打てる時はいいとき」。サーブからの攻撃を決める、基本ができていないといけない。そのためにも、決まったコースのボールを打つ基本練習をひたすら繰り返している。さらに、ただ打つのではなく、いい時の動きができているか常に考える。こうして練習の質は上がった。基本となることは多く「時間が足りない」と言うほど多くの練習メニューに取り組んでいる。
インカレへ向け意識は上がってきている。「目標は高く優勝、でも足元はすくわれないようにしないといけない」と油断はない。取り戻した自信と質の高い練習の繰り返しから「高い意識を持ち、それに体がついてきている」と好調を維持。切れ味抜群のサーブから強烈なフォアハンドを繰り出しインカレの舞台を勝ち進む。
◆岡田崚 おかだりょう 商3 愛工大名電高出 173㎝・65㎏
関東大学リーグ戦17勝5敗(11年春~13年秋通算)
13年東京選手権シングルスベスト16
11年関東大学新人戦シングルス優勝
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