(15)今年の明治は3Pシュートがすごい!

(15)今年の明治は3Pシュートがすごい!
 今年の明大は3Pシュートに注目だ。ここまで8勝6敗で5位に付けている明大。現在、皆川徹(営3=京北)と土井慧吾(政経3=日本学園)をケガで欠き、センターが不在となっている。それでも、昨年1番に力を入れていたディフェンスに加え、アウトサイドのシュートが好調だ。


 明大はスターター全員が3Pシュートを打つことができる。現在3Pシュートランキングには30位中5人がランクイン。中でも4年生の目健人(政経4=京北)、西川貴之(情コミ4=東海大附四)、田中成也(文4=高志)が好調を維持している。目は昨年のインカレで3P王を獲得して以来、シューターとして注目されていた。しかし、序盤にプレータイムが伸びず、坂東(筑波大)と藤井(拓大)の後塵を拝している。「3P以外にも自分の仕事はある」と控えめだが、シュート成功率は44%を記録。高い水準を保っている。

大学別では明大が1位となっている
大学別では明大が1位となっている

訪れた転機
 皆川と土井をケガで欠いている明大は、チームカラーが大きく変わっている。知花武彦コーチが「2人がいないことで、メリットとデメリットがある」と言うように、流れを止めないことを意識している。早いパス回しから、ドライブインやアウトサイドシュートを中心に展開。昨年から力を入れていた堅実なディフェンスも相まって、今までとは一味違うチームとなっている。

残すは4試合
 現在5位に付けている明大だが、上位の筑波大、拓大は東海大、青学大との試合を控えている。とはいえ、明大も青学大との一戦を控えており、厳しい戦いが続く。集大成となるインカレに向けて、一つでも勝ち星を伸ばしたいところだ。

安藤、東海大戦で奮起
 安藤が徐々に調子を取り戻している。春のトーナメントで1試合平均21得点と、驚異的な活躍を見せた。しかし、絶対的存在としての活躍を期待された秋のリーグ戦では、アシストランキングで2位に付けながらも、1試合平均11得点と苦しんでいる。それでも、東海大戦で再び躍動した。最終クォーターには「(試合修了の)残り1分までよく覚えていない」とゾーン状態に突入。復調の兆しを見せた。