
総合5位に沈む 470級はインカレ出場を逃す/関東学生秋季選手権
悔いが残る結果となった。1日目は強風のためノーレースとなり、2日目と3日目の計6レースで争われた今大会。2日目を総合5位で終え、巻き返し狙って最終日に臨んだ。コンディションは「昨日とほとんど同じ」(上井智大・農4=小山台)だったが、不安定な大気の中でコース取りに苦しみ、理想通りにレースを展開することができなかった。レースを終え上井は「もっとうまく乗ることができたのではないか」と悔しげに話した。また470級は2日目まで7位に付けていたが、総合8位に順位を下げインカレ出場権を逃した。
今大会では「まだまだ練習が足りない」(横田貴大主将・商4=藤沢西)と、スタートなど技術面での課題が明らかになった。加えて、上井は「もっと感情を出していければ良かった」と精神面も指摘する。それでも「ちょっとしたことを変えれば確実に全日本につながる」(横田)とチームに諦める様子はない。
インカレ優勝という目標は変わらない。思うような結果を残すことはできなかったが「個の技術面で言えば全国で戦えるレベル」(横田)と、確かな手応えは感じている。残された時間はあと3週間。今こそ本当のチーム力が試される。
[柴田遼太郎]
試合後のコメント
横田
「台風や前線の通過の影響で大気が不安定でコース取りがいつも通りできなかったです。スタートも悪くて、有利サイドから出ることができませんでした。まだまだ練習が足りないですね。でも個の技術面で言えば全国で戦えるレベル。ちょっとしたことを変えれば確実に全日本につながるはずです。今回の結果は悔しいです。負けを認めるしかない。結果は結果で、実力は5位なのだと真摯(しんし)に結果を受け止めて次につなげていきたいです。みんなが5位という結果を認めないと強くなれない。今レガッタで挙がった課題を克服して全日本につなげていきたいです。全日本では優勝を狙います」
上井
「今日は悔しい。風が午前から午後にかけて風向も含め変わってきましたが、スナイプ級も470級も相手の大学を見て、そこと離れずに近いところで戦うという、いつもできていた当たり前のことができていませんでした。海上のコンディションは昨日とほとんど同じで、風向も朝は北東の風から始まり、どんどん東にまわっていくという感じでした。ここまで右にも左にも風向がバンバン振れるというのは難しい部分もありましたが、もっとうまく乗ることができたのではないかと思います。一番は気持ちの問題。チームを鼓舞するなど、もっと感情を出していければ良かったです。やっていたつもりになっていたが、足りなかったのではないかと思います。インカレはやるしかないです」
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