
(1)神巧也~2年ぶり全日学制覇へ テーマは「リベンジ」~
今年度も強豪明大のエースとして活躍している神巧也(政経3=青森山田)。春季リーグでは明大の3連覇に貢献。昨年最終戦で早大に敗れ、優勝とともにグランドスラムを逃した秋季リーグ。今季はリーグ戦通算28勝目を挙げ、チームを優勝に導くとともに特別賞を受賞した。チームはインカレで敗れ、昨シーズンに続きグランドスラムは逃したが、神は個人戦でタイトルを狙う。
1年生、初出場でいきなり全日学を制した。周囲から連覇を期待されたが、翌年の全日学はケガのため出場できず「棄権するのはとても悔しかった」。周囲の期待にも応えられなかった。復帰した後も自分の思うようにプレーすることができなかった。全日本選手権ではまさかの初戦敗退。「周りが勝っていく中で取り残された気持ちがあった」と不甲斐ないプレーに自分に腹が立った。3年生になった今季は「言葉より態度」の精神で、苦しい時でも弱音を吐かず、強くある姿勢を持って練習に取り組んでいる。そんな神が今大会掲げるテーマは「リベンジ」だ。全日学での借りは全日学でしか返せない。強い思いで「昨年出てない分のうっぷんを晴らしたい」と出場すらできなかった自分にリベンジする。そして改めて「自分の選手としての存在を示したい」と話す顔には自信がみなぎっていた。
1年生、初出場でいきなり全日学を制した。周囲から連覇を期待されたが、翌年の全日学はケガのため出場できず「棄権するのはとても悔しかった」。周囲の期待にも応えられなかった。復帰した後も自分の思うようにプレーすることができなかった。全日本選手権ではまさかの初戦敗退。「周りが勝っていく中で取り残された気持ちがあった」と不甲斐ないプレーに自分に腹が立った。3年生になった今季は「言葉より態度」の精神で、苦しい時でも弱音を吐かず、強くある姿勢を持って練習に取り組んでいる。そんな神が今大会掲げるテーマは「リベンジ」だ。全日学での借りは全日学でしか返せない。強い思いで「昨年出てない分のうっぷんを晴らしたい」と出場すらできなかった自分にリベンジする。そして改めて「自分の選手としての存在を示したい」と話す顔には自信がみなぎっていた。
優勝を果たしたチームカップ以降“攻めるまでにつなぐ”練習に力を入れているが「そこばかり意識してはだめ」。神の持ち味は気迫あふれる攻めの卓球。いくら攻めるまでにつなぐことができても、今まで築き上げてきた攻めの技術や確実性がおろそかになってしまえば何の意味もない。攻めるまでにつなぐことへの意識だけでなく、もう一度自分の強みである攻撃の精度を確認することで勝利に一歩近づく。
今年の全日学は例年になくレベルが高い。今年大学に入学した世代は強い選手が多くそろい、激戦が予想されるからだ。対戦したい相手は愛知工大のエース吉村と高校の先輩でもある青森大の上田。「強い相手と戦って今の自分がどこまで通用するか」。並みいる強敵が迎え撃つが「そういう中で調子が良くても負けたら意味がない。結果が求められる」と話す。確実に結果を出す。決意を胸に、神のリベンジが始まる。
◆神巧也 じんたくや 政経3 青森山田高出 168㎝・60㎏
関東大学リーグ戦 28勝2敗(11年春~13年秋通算)
関東学生選手権 13年シングルス2位、12年シングルス3位、11・12年ダブルス優勝
全日本大学総合選手権 11年シングルス・ダブルス優勝
全日本学生選抜選手権 11年優勝
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