
明大同士の決勝 Aチームに軍配/関東学生チームカップ
明大が2年連続の優勝を果たした。チームカップは3人でシングルス5試合を戦い、先に3勝した方が勝利する世界選手権と同じルールだ。また1つの大学から複数のチームを出場させることもできる。今回明大はA~Gの7チームが出場。その内主力で編成されるのがA、Bチームだ。実力的にはAチームがやや上だが、Bチームも秋季リーグ戦で活躍したメンバーばかり。直接戦ったら、どちらが勝つかの予想は難しい。そして試合では、そのA、Bチームが決勝進出しで直接対決となった。味方同士の対決にも「いつも通りやるだけ」(平野友樹・商3=野田学園)と平常心で試合に臨んだ。結果はAチームが3―0でのストレート勝ちだった。しかし第2ゲームでの町と岡田の対決ではフルセットまでもつれ込むなど、内容的には両チーム拮抗(きっこう)した試合であった。
大舞台へ向け万全だ。今大会は11月に行われる全日本大学総合卓球選手権(以下、全日学)に向けた準備段階の大会と言える。また明大同士の決勝も、全日学では味方との対戦もあることを考えると、それに向けてプラスとなる試合であった。ここからは個人戦となる。それまで共に戦ってきた仲間も敵同士。全日学ではおのおのが切磋琢磨(せっさたくま)の精神を持って一つでも上を目指したい。
[佐藤広樹]
試合後のコメント
神巧也(政経3=青森山田)
「有延を調子が出てくる前にたたけたと思う。台上の細かいプレーの返球とか、先に仕掛けられた。調子は上がってきている。今年は全日学のレベルもめちゃくちゃ高いし、納得するまでやっていかないといけない」
町飛鳥(商1=青森山田)
「岡田さんはサーブが上手いから、レシーブの時にミスをなくそうと心掛けた。手こずった部分もあったけれど、相手も自分のサーブに手こずってくれたので勝てた。普段は五分五分ぐらい。(全日学へ向けては)今までにないくらい本気。トレーニングを積極的にやっていったり、気合入れて1か月過ごす。目標は単複優勝を目指す。一日一日を無駄にせずにやっていく」
岡田崚(商3=愛工大名電)
「課題ができたかどうかを試そうとやった。町に勝ちたかった。町はうまく両サイドにふってくる選手。課題としてバックを一本入れてから立ち回る。そこから攻めるようにしていた。だけど、回り込みからの一発みたいな攻撃もしなければならなかった。それでも、カウンターもできていたし、打つばっかりだけでなく、落ち着いてできているところもあって、60点くらい。リーグ戦よりはよかった。」
松下海輝(商2=希望が丘)
「今日は攻撃の連携や連打の実践を意識して試合に臨んだ。実際に戦ってみて、フォアの連打ができていなかった。今後の課題が見つかったのでそれを意識して練習したい。決勝は味方が相手だったが、いつも通りやるだけ。やることはいつもと一緒。全日学では去年以上目指して頑張っていきたい」
有延大夢(商1=野田学園)
「普段は味方だけど、今回は敵になるので、心を入れ替えて、気持ちで負けないように意識した。レシーブがひどかった。入らなかった。回転がかかっていても、安定して入れられるようにしたい。全日学はレベルも高いから、自分の力を出し切れるようにしっかり準備していきたい。体力面とか、台上でのプレーを練習していく。目標は優勝すること」
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