学習院大を下し、3部優勝に王手/関東大学女子3部リーグ戦

学習院大を下し、3部優勝に王手/関東大学女子3部リーグ戦
 3部1位リーグ初戦は学習院大戦。一時1点差まで詰め寄られる場面も見られたが、ポストアップを意識したというC(センター)・萱沼史織(情コミ1=埼玉栄)の活躍で相手を引き離し、快勝。全勝でリーグ最終戦につないだ。

 スターターは、野路麻衣(理工4=金沢西)、小島つばさ主将(国際4=東京成徳大)、伴真衣香(文2=東京成徳大)、北浦彩加(国際2=大津)、萱沼。

 前回不調だった出だしの調子が戻った。ジャンプボールから北浦が一気に先制するとリバウンドからの速攻も決まり明大ペースで試合が進む。たまらず学習院大はタイムアウトを取り立て直しを図るも明大は一歩も譲らず10点リードで第2クォーターへ。しかし前半残り4分、相手が3Pシュートを決め追い上げムードになると「変に慌ててしまった」(小島)というようにシュートミスが目立ち点差を広げられない。速攻を落とすとまたもや3Pシュートを決められ悪い空気が流れる。すると第3クォーター「アウトサイドに対するシュートチェックが甘かった」(萱沼)というように残り3分のところで相手がこのクォーター3本目の3Pシュートを沈めると1点差まで追いつかれる。しかし、直後に萱沼がバスケットカウントを獲得すると明大に勢いが戻り点差を10点に戻す。そして最終クォーター、出だしのようにリバウンドを取れるようになると、オフェンスでは伴や萱沼を中心としたインサイドでのプレーが増え、得点を量産。終盤にはリザーブを出す余裕も見せ快勝した。

 3部優勝に王手をかけた。残るは10月13日の東海大戦。ディフェンスから走ってオフェンスに持っていく明大の得意のプレーを存分に発揮し、笑顔でリーグ戦を終えたい。

[吉川真澄]

試合後のコメント
小島

「変に慌ててしまった。打たなくてもよいのに慌てて打ってイージーシュートを落としたりした。連絡ミスも多く、自分たちで体制を崩してしまった。それでも出だしや1対1が良くなってきた。次の東海大戦でもそれを出して、人任せにしない。学習院よりカバーも早いと思うのでそこも気を付けてやっていきたい」

萱沼
「(今日は)ファールが多かったり、イージーシュートを外したり集中できていなかった。(第3クォーターで1点差に追いつかれた際バスケットカウントを決めたが)オフェンスに焦りはなかった。面を取ることを課題としていたので中でのプレーを意識した。いつもは外に出がちだったが今日は少しは意識して体にも現れていたと思うのでこれからも続けていきたい。第2クォーターはディフェンスが甘かった。プレッシャーをかけられていなくて余裕を持たせてしまったので詰められてしまった。(第3クォーターは)アウトサイドに対するシュートチェックが甘かった。気のゆるみが出てしまった。リバウンドを取るためには一人が一人にちゃんとついてシュートをはずさせなきゃいけない。しっかりチェックしリバウンドを取って速攻という流れをつくりたい。(次戦の)東海は体当たりが強いチーム。中を意識してバスカンを狙いたい。外に引かず体強く、気持ち強く頑張りたい」