ブロック優勝で2部昇格に一歩近づく/関東大学女子3部リーグ戦

ブロック優勝で2部昇格に一歩近づく/関東大学女子3部リーグ戦
 ブロック優勝を決めた。ここまで全勝で迎えた最終戦、序盤は相手を引き離し切ることができなかったが、徹底的なディフェンスで埼玉大を圧倒。2部昇格を懸けた入替戦への出場権を手に入れた。

 

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流れを引き寄せた北浦

 スターターは野路麻衣(理工4=金沢西)、小島つばさ主将(国際4=東京成徳大)、伴真衣香(文2=東京成徳大)、北浦彩加(国際2=大津)、萱沼史織(情コミ1=埼玉栄)。

 ブロック最終戦の相手は棄権試合を除き、これまで全敗の埼玉大。しかし「6試合やって今日が一番駄目」(野路)というように思うようなスタートが切れず5点差で迎えた第2クォーター。北浦がこのクォーターだけで14得点の活躍を見せるが、相手の3Pシュートに押され依然として流れをつかみ切ることができない。しかし第3クォーター、ディフェンスから走るいつものプレーを取り戻すと小島を筆頭に連続17得点。積極的にリバウンドやスティールを狙い、5分間相手に得点を許さなかった。ここで一気に相手を突き放した明大はリザーブも使い切り94―53。出だしに悔いは残ったが、全勝でブロック優勝を決めた。

 Aブロックを1位で通過。この結果、2部3部入替戦への出場が決まった。入替戦の前にはB、Cブロック1位の学習院大と東海大との順位決定戦が行われる。ハイレベルな試合が予想されるが「受け身ではなく攻め気を持って2部昇格に向けてやっていきたい」と野路。少しでも上の順位で3部リーグ戦を終え、入替戦を良い状態で迎えたい。

[吉川真澄]

試合後のコメント
小島主将

「昨年の4年生が抜けて、順位が落ちると思われていたけれども、思ったよりもチームの状況が良くなってきた。今年は今までの記録を更新し続けることができた。入替戦は1回の勝負。今のところ、自分は1試合1試合を見ている。これからは順位決定戦で1つでも順位を上げて、入替のチャンスを少しでも増やしたい」

野路
「ブロック優勝と初戦で言ってそれを有言実行できた。これまでの試合は出だしが良かった。でも今回は反省点しかない。これからに向けて気持ちもプレーも上げていかなきゃいけない。本当は第1クォーターで離したかった。第1クォーターが本当に駄目だった。6試合やって今日が一番駄目。でも5人全員がしっかりアウトしてリバウンドを取りに行くことができたのは良かった。(順位決定戦は)チャレンジャーの気持ちで試合に臨みたい。受け身ではなく攻め気を持って2部昇格に向けてやっていきたい」

北浦
「ブロックを1位で通過するのは初めて。この勢いで順位決定戦をいい結果で終わりたい。ディフェンスリバウンドは取れたけどオフェンスリバウンドは全然だったのでこれからの課題として頑張りたい。3Pシュートをたくさん打たれてしまうのも前々から改善できてない。(得点を量産したが)たまたま入ったという感じ。昨日よりは良かったけど満足はしていない。(順位決定戦は)1位目指して、全勝でいきたい」