苦戦するも、学習院大に勝利/関東大学女子3部リーグ戦
続くシングルスでは、先にコートに入った3人のうち小林千里(文3=宮崎商)、臼井佑奈(総合1=カリタス女子)が敗れる苦しい展開。沼尻は勝利したものの、リードを許す展開でシングルス1、2を迎える。先にコートに入ったのはシングルス2の佐野。試合序盤からラリーで主導権を握る。第1セットは6-0でモノにした。「相手はガッツのある選手だったので気持ちで負けそうにはなったが、応援の力にも助けられた」(佐野)と第2セットも崩れる気配は見せず、ストレート勝ちした。その試合中にシングルス1の森の試合もスタート。こちらも終始試合の主導権を握り、ストレート勝ちした。前日の台風の影響で2日間練習ができなかったが「テニスのプレーの調子は気にならなかった。むしろ休養が取れて、リフレッシュできた」(森)と2度の延期も味方につけた。この2人の勝利で学習院大に逆転し、リーグ戦未だ無傷の4連勝とした。
この日の勝利で、2部との入れ替え戦への出場を手中に収めた。残るリーグ戦はあと1試合。「油断せず、余裕をもって勝ちたい」(森)。次戦、対成城大戦に勝って5連勝とし、入れ替え戦へ向け弾みをつけたい。
[高田悠太郎]
試合後のコメント
福川
「台風の影響もあって2日間空いてしまったんですけど、そこでモチベーションを上げるのも難しかった。前半3戦が勝負だと言われていたので、そこで勝って少し中だるみしてしまった。勝てたから良かったが、もう一度気を引き締めなおして、最終戦と入れ替え戦に臨まないとこのままではまずいなと思いました。アウェイのコートで、みんなやりづらそうだったが、そこでみんなで声を出し合ったりとか、負けたとしても全部ファイナルセットいったりしたのは良かった。あとは勝つところはしっかり勝ちきれたところが良かった。(個人としては)体が思うように動かなくて、もうちょっと冷静にいけたと思うんですけど、そこで冷静さを欠いてしまって締めるところを締められず(ダブルスは)あんなに競ってしまった。勝てない相手ではなかったと思うので、もう少しここを取るっていうところを締め切れたら、勝てたと思う。中日があと1日なので、もう一度チーム一丸となって気持ちで勝っていく。最後までみんなが諦めずに、応援も選手を盛り上げられるように、一丸となって臨みたい」
沼尻
「ヤマの3戦を勝ち抜いてきたという意味で、4戦目で少し気が緩んでしまった。ダブルス2に出場しましたが、最後まで自分たちのテニスをすることができなかった。悪い雰囲気をつくってしまったと思う。シングルスではうまく切り替えられて勝てた。次も成城大戦は、ヤマの3戦よりは格下の相手になるのでしっかり気を引き締めて、7-0で勝たなければいけないと思うので、中1日を大事にしてチーム力を高めていきたい。(個人としては)学習院大のコートで個人戦をやったことがあるんですけど、負けていてとても苦手なコートで苦手意識があった。そこを冷静に自分のテニスをやりきることができたので、それは良かったと思います」
佐野
「絶対に6ー0、6ー0で勝とうと挑みました。試合前は(チームとして)7ー0で勝てるだろうと言われていましたが、競った展開になっていたのでシングルスはしっかり勝とうと思っていました。(台風で試合が2日延びたが)引き締めないと、と思っていました。合わせられたとは思います。(台風で)2日もテニスしないのは久しぶりだったので、最初のダブルスの試合前は緊張していました。でも、森が引っ張ってくれて、うまくついていけました。シングルスは相手がガッツのある選手だったので、途中気持ちで負けそうにはなりましたが、応援の力に助けられました。(入れ替え戦への出場が確定したが)雰囲気とか初めてだし、相手は落ちたくないという気持ちでくると思います。絶対上がるという気持ちで戦いたいです。次戦は、しっかりシングルス、ダブルスで勝ちたいです。1年なので、元気を出して頑張りたいです」
森
「応援が少し増えて、嬉しかったけれどガチガチにもなりました。その中でも個人で勝ち切れたのはよかったです。(台風で試合が2日延びたが)テニスの調子は気になりませんでした。むしろ休養が取れて、リフレッシュできました。高校からダブルスは得意だったので、自信持って引っ張っていこうと思っています。(入れ替え戦への出場が確定したが)2部に昇格したいです。緊張した時こそ声を出して、挑戦者として思い切り戦って、シングルス、ダブルス両方勝ちたいです。次戦は、前の試合より相手の力が劣ると思いますが、油断せず余裕を持って勝ちたいです」
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