
国武大にストレートで勝利/秋季関東大学男子1部リーグ戦
追い込まれるも冷静にコンビで決めた第1セット。筑波大戦でのケガが懸念されていた飯塚渉太(政経4=相馬)はこの日の試合にスタメンで出場。「ケガは飛べる程度ではあるけど踏み込み切れていない」(飯塚)とまだ自由に動ききれない中であっても、レフトへのトスが上がるや否や相手のコートへ強烈な一打を放った。飯塚に続き杉本匠(政経3=聖隷クリストファー)が後衛では相手のスパイクに食らい付き、前衛ではストレートとクロスに打ち分けて確実にポイントを重ねた。24―19と国武大をマッチポイントまで追い込むが、立て続けにミスから得点を奪われて逆にデュースまで追い込まれ思わずタイムアウト。そこから冷静にゲームを組み立てて第1セットを26―24で制した。
第2セットは多彩な攻撃を仕掛けた。佐藤拓真(政経4=山形南)に代わって原潤一(文2=習志野)を起用。原は中盤、ブロックでシャットすると調子を上げ速攻攻撃により相手のリズムを崩した。終盤新貴裕(営4=石川県工)が本日3本目となるサーブポイントで25―20とこのセットを奪い第3セットへ。
連続得点の取り合いとなり、流れが重要であった第3セット。序盤から大きくリードを広げ15―7と勢いに乗った。その勢いのまま押し切ると思われた。しかしそこから5連取され、たまらずタイムアウト。1点を奪い返すも流れをつかめず原に引き続き、有田賢史(政経3=福大大濠)をピンチサーバーで起用。エースを奪うと勢いに乗りそのまま相手を引き付けず、ストレートで下し開幕より3連勝を挙げた。
「相手もブロックは高かったし粘りもあった」(大塚陸主将・政経4=日本航空)と危うい場面が幾つかあったものの、見事3つ目の白星を挙げた。「明日の学芸大戦も普通にやれば勝てる」(新)と翌日への自信を語り、リーグ優勝の期待が膨らむ結果となった。
[西尾健三郎]
試合後のコメント
大塚
「相手もブロックは高かったし粘りもあった。レシーブと軟打の処理を対策としてプレーした。序盤は良くなかったけど、中盤からは明治のバレーができていいリズムに乗れた。ただどのセットも緩んでしまったのは良くなかった。(原をはじめとした選手の起用は)余裕のあるときはいろんなやつを使っていきたい。リーグは長いし、いかに途中で勝負できるかが大切だと思う。竹内や原とか、合宿中にいろんなメンバーでやってきて、リーグでも機能している。そういう面では総合力が上がってきていると思う。そういうチームになりたいしね。劣等な部分でどうしようか、ということを意識しながら全員がプレーできるようになってきている。春、東日本と(試合を)どう取り切るかということを実践で試せた。相手に対応できてきていると思う。ブロック、レシーブができれば勝てる。高いアタッカーや早いコンビに対してうちのバレーをしていく。(今週の)慶応戦っていうよりも、一戦一戦倒せるように。(明日の学芸大戦は)今日の中盤から終盤のリズムを保てるように、課題を意識してやっていきたい」
新
「こんなもんだろ。予想通りの結果だったね。1セット目では相手の2番にうまく対応できなかったけど、試合を通していくうちに合わせられたから良かった。ただ、鎌田(鎌田将人・法4=城山)との速攻が合わせられなかったから、そこ調整してミスをなくしたい。飯塚にはいつも通り回していた。飛べないなら出ない方がいいし。明日の学芸大戦も普通にやれば勝てるから頑張ります」
飯塚
「リードしていることが多くて全体的には良かったけど、雰囲気がイマイチ締まってなかったかな。ケガは飛べる程度ではあるけど踏み込み切れていない。完治するまでにはまだかかるけど出るからには楽しくやらなきゃもったいない。とりあえず明日も勝って楽しくやろう」
原
「今日は新さんがうまいことブロックしてくれました。自分はブロックが駄目なので。(自身の役割は)上がってきたボールをしっかり決めること。試合では楽しんでやっている。いいときはいいんで、自分たちのバレーをして崩していきたい。3連勝できて良かった。まずは明日勝ちます」
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