苦戦強いられながらも逆転で開幕戦勝利/関東学生1部リーグ戦

 開幕戦を白星で飾ったが「話にもならない」(岩崎恭之監督)と指揮官も納得のいかない課題が多く残った。5つのインターセプト決めながら、相手にも3つ許すなど攻撃陣にミスが目立った試合であった。

 第1Q開始直後、いきなりビッグプレーが飛び出した。国士大のキックオフリターンで好位置から攻撃を開始されるものの、直後にDB#21松崎隆朔(政経3=日大三)がインターセプトを決める。そこからランを中心に敵陣深くまで攻め込み、WR#7小谷田雅哉(政経4=日大三)のTDランで先制点を挙げた。前半最初のドライブで得点を決め、そのまま流れに乗りたい明大だったが、痛いミスが出てしまう。QB#15廣瀬湧基(商3=足立学園)のパスは、自陣のゴール前でインターセプトされ得点につなげられてしまった。TFP(トライフォーポイント)のキックを決め切れなかった明大はここで逆転を許してしまう。
 
 第2Qでは、松崎がこの日2つ目のインターセプトを決める。このドライブで明大は4thダウンギャンブルを試みるも失敗。前半を1点ビハインドで折り返す。
 
 流れを引き寄せたい明大を救ったのはエースレシーバーの小谷田だった。後半最初のドライブは自陣10ヤード地点からの攻撃だったが、小谷田へのロングパスを成功。一気に敵陣まで攻め込むと、最後もTDパスを通して国士大を逆転する。

 相手を突き放したい明大は第4Q。「みんなで取ったインターセプト」とこの日3つ目の松崎のインターセプトからFGで追加点を挙げる。その直後、LB#5斉藤俊輔(政経2=日大三)もインターセプトし、そのままエンドゾーンまで70ヤードを走り切った。さらに試合終了間際には、ケガから復帰し公式戦初出場となったQB#19南卓真(政経1=日大三)がTDパスを決め、試合を決定付けた。

 まだリーグ戦は始まったばかりだ。「すべてゼロからのやり直し」(岩崎監督)とチームの立て直しを図る。例年にない程の混戦必須のブロックで優勝するためには、さらなる成長が必要となる。

[西村典大]

試合後のコメント
岩崎監督
「オフェンスはQBが泡を食ってしまっていた。後半は小形をあまり使わないでいたので、そこでオフェンスのペースをつくっていく人が誰もいなかったことが大きな要因。ミスすることは百歩譲って仕方ないにしても、そこから立て直せず、ずっと引きずってしまっていた。話にもならないという感じ。初戦の緊張感というレベルではないし、もし相手が中大や慶大だったら前半の時点で30点の差を付けられていたと思う。(松崎の3インターセプトは)もともと能力もある選手。やる時にやってくれるなと。ディフェンスは、細かいミスやプレーに対するアジャストという面ではまだまだだがこれから修正していく。もう一度練習に取り組む姿勢から直していきたい。すべてゼロからやり直しなのでレギュラーも含めて最初の状態からやっていくだけ」

松崎
「(本日3インターセプトの活躍)LB#52佐々木(壮人・政経3=駒場学園)がカットで上げてくれたり、前がラッシュで投げるタイミングをずらして浮いた球にしてくれたりしたので。ディフェンスとしてはあんまり良くなかったと思うが、自分のインターセプトは前のポジションの人たちが頑張ってくれたおかげだと思っている。みんなで取ったインターセプト。去年から外で見ていて、ディフェンスはそろっていると思っていたので、あとはしっかり練習をして形を作り上げていきたい。今日は国士大にずるずるいかれてしまったので、集まりと連絡とタックルを見つめ直して次の練習に生かしたい。あとは今日出たミスをしないように、一からつくり上げてオフェンスとディフェンスの両方で勝ちたい」

LB#9柳龍太郎(営3=日大三)
「渋い試合だった。でもディフェンスは思いっきりやれたと思う。(インターセプトは)あれはたまたま。ディフェンスは去年からメンバーがほとんど変わっていなくて、その点ではやりやすい。佐々木もケガから戻ってきて、自分たちで外側を守ってさらにLBが安定した。DBも松崎がインターセプトをたくさんしてくれたので。それでもまだまだ細かいミスはたくさんあるので、ここで修正して次につなげたい。横国は頭がいいチームなので、他のところで勝てるように。ディフェンス全員がしっかり自分の役割を自覚して、流れをもっていければいい。リーグ戦では1戦1戦成長していけるように戦いたい」

LB#30大貫雄登(法2=寝屋川)
「初めてのスターターで緊張した。スターターで出たときはうれしかったが、プレッシャーもあった。柳さんと斉藤がインターセプトを決めたので自分も決めたかったが、機会に恵まれなかった。試合結果には納得はしていない。しかし、思い切り良くいけて試合に対してのプレッシャーはなくなった。今後も試合をするたびに課題が出てくると思うので、その都度修正してやっていきたい。他のメンバーをサポートしていけるプレーができればいい」

TEAM TIME PLAY PLAYER(S) PAT PLAYER(S) G/NG Score
◆得点経過◆
明大 1Q6:07 2yds RUN #7小谷田 K #99赤津 NG
国士大 1Q8:49 5yds RUN #15古川 K #3手塚 G
明大 3Q3:09 7yds PASS #15廣瀬→#7小谷田 K #18橋本 G
明大 4Q9:25 28yds FG #18橋本
明大 4Q10:24 70yds INT #5斉藤 K #18橋本 G
明大 4Q11:33 14yds PASS #19南→#99赤津 K #18橋本 G
明大 国士大
◆国士大戦スコア◆
タッチダウン
P.A.T. (1点)回数-成功 4-3 1-1
(2点)回数-成功 0-0 0-0
フィールドゴール 回数-成功 1-1 0-0
セイフティ
1stダウン(ラン-パス-反則) 14(9-4-1) 8(3-4-1)
パス 試投-成功-INT 19-9-3 26-10-5
獲得ヤード 129 89
ラン 回数-獲得ヤード 44-197 27-76
攻撃 回数-獲得ヤード 63-326 53-165
反則 回数-喪失ヤード 4-45 2-21
ファンブル 回数-喪失回数 2-0 0-0
3rd DOWN CONV. 31% 4/13 36% 4/11
4th DOWN CONV. 33% 1/3 0% 0/2
ボール所有時間 27:35 20:25