単複全勝で、日大に快勝/関東大学1部リーグ戦

2013.09.08
単複全勝で、日大に快勝/関東大学1部リーグ戦
 3敗で迎えた第4戦。シングルス・ダブルスとも全勝し、日大にストレート勝ちした。これまでの鬱憤(うっぷん)を晴らす快勝だった。

 接戦を制し、ダブルス全勝をつかんだ。ダブルス3・2はともにストレートで危なげなく勝利したが、古橋弘章主将(商4=湘南工科大附)・小野陽平(営3=関西)組は「危ない試合だった」と苦戦した。1セット目を落としたが、2セット目は小野のストロークがライン際に決まり、古橋のボレーもさえて奪取。迎えた3セット目、序盤はリードする。しかし、その後相手の粘りにミスが相次ぎ、試合はタイブレークへ。タイブレークでは先手を取られ、相手のマッチポイントが3回あった。1つのミスで負ける場面で、勝負強さを見せた。追いつめられても取り返し、最後は3ポイント連取し雄叫びをあげた。

 シングルスでも全組が勝利したが、うち3組はフルセット。接戦を制しての勝利だった。奥田圭都(国際3=光泉)は、第1セット4-6から逆転での勝利。第3セット途中にはコートチェンジも挟んだが、崩れる気配は感じさせなかった。「第1セットは(ミスがあったので)イライラしていたが、第2セット以降は切り替えられた」(奥田)と、冷静にプレーした。また、ベンチコーチに入ったのは古橋主将。「勝てたのは古橋さんのおかげ」(奥田)と、主将の支えに感謝した。
 西脇一樹(国際1=松商学園)は、前節のリーグ戦初出場に続き、初勝利。第3セットがタイブレークまでもつれる大接戦だった。前節はフルセットとしたものの敗れていたが、この日はしっかりと勝ちきり成長を見せた。
 小野はシングルスではストレート勝ち。「対法大戦で敗れてから、自分のテニスを追求していた。それがつらぬけた結果」(小野)。来季までも見据えた中でのプレーだった。

 現メンバーでのリーグ戦も、残すは1試合。この日の快勝で、最終戦へ向け弾みがついたはずだ。次戦もストレート勝ちを狙う。

[岡本幸大・高田悠太郎]

試合後のコメント
小野

「内容は競った試合もあったけど、法大も9ー0で勝っていたし、9ー0で勝てたことは来年につながると思う。シングルスは、相手は1年生だったがいいテニスをしていた。その中で勝ちきれたのはよかった。対法大戦で敗れて、翌日の練習から自分のテニスを追求した。それを貫けた結果、今日勝つことが出来た。ダブルスは反省もあったが、勝てたことはチームにいい流れを作ったと思う。古橋さんとは2年から組んできた。最後、スパッと勝ちたい。次も勝たないといけない試合。それ以上に、一人ひとりが内容にこだわって、来季につながる試合にしたい」