
早大に敗戦、残り2戦に懸ける/関東大学1部リーグ戦
ダブルスは3組ともストレート負けを喫した。その中で粘りを見せたのは諱・深田颯平(国際2=大分舞鶴)組。第1セットはお互いにサービスゲームをキープしタイブレークに。しかしセットポイントで決めきれず8ー10で落とすと、第2セットも3ー6で敗れた。
シングルスで、諱がチーム唯一の勝利を挙げた。第1セットこそ落としたが、第2セット以降は別人のプレー。「フォアが悪かった。ベンチコーチと話し、ボレーをしようと思い、足を使って前に出られたことがよかった」(諱)。特に第3セット終盤は厳しいコースへのストロークを連発。攻められても鋭いフォアで攻め返すなど、相手を圧倒した。「チームは結果的に負けた。しかし、シングルスで勝てたことは嬉しい。残り2戦も、油断せず勝ちたい」(諱)シングルスは対慶大戦に続きこれで2勝目。1年生ながら、頼もしいプレーヤーになってきている。
同じく1年生の西脇一樹(国際1=松商学園)は、シングルス5でリーグ戦デビュー。相手は今年の関東大学選手権シングルス王者の大城光(早大)だったが、食らい付いた。第1セットを落とすも、ベースライン付近からの激しいストロークの応酬で打ち負けない。第2セットは3-5から逆転で奪取したが、第3セットで力尽きた。「緊張しても、(応援してくれる)仲間が助けてくれる。リーグ戦の雰囲気を楽しめた」(西脇)と、貴重な経験になったようだ。
小野陽平(営3=関西)は、シングルス1にふさわしい激戦を繰り広げた。敗れはしたものの「自分のプレーに集中して、思い切ったプレーが出来た」(小野)と、のびのびとしたプレーが印象的だった。
今年のリーグ戦も、残すは2戦。ここまで未勝利だが、各選手はいいプレーを見せている。1部残留には負けられない状況だ。残り試合を連勝し、いい形で締めくくりたい。
[高田悠太郎]
試合後のコメント
古橋弘章主将(商4=湘南工科大附)
「(ダブルスについて)インカレの時と同じ相手と戦って、インカレの時はもう少し食らい付けていたけど、今日はあんまりだった。各ゲーム内でポイントは競れていたが、勝負所で相手の方が強かった。(法大戦の敗戦のあと)次の日の練習からみんな切り替えていて、元気を出していた。(小野)陽平とは、その日の夜に話した。これからも頑張ろうと言った。(チーム全体には)慶大、法大といい試合ができて、それは下級生の力があったからこそなので、感謝していると話した。(諱が勝ったが)早大から一本取れたのは、本人にとっても、チームにとっても自信になるはず。勝ちを勢いにかえたい。残りしっかり2つとって、4位で終わる」
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