宿敵・早大破りリベンジ果たす/関東学生秋季1部リーグ戦

2013.09.05
 昨年の秋季リーグ優勝決定戦で惜敗した早大との伝統の一戦。初戦の平野の敗北も他の全員で補い、リベンジを果たした。

 トップバッターの平野友樹(商3=野田学園)は大島(早大)とのエース対戦。第1セットを連続得点で先取し、流れに乗りたいところだったが「ラリーになったときに先にミスをしてしまった」(平野)ことが響きゲームカウント2―1と追い込まれる。第4セットも常にリードされ苦しい展開が続く。途中サーブを変えて流れを引き寄せようとしたがうまくいかず、1―3で敗れた。

 動揺はなかった。続く町飛鳥(商1=青森山田)が調子のよかったバックハンドで得点を重ね3―0とストレート勝ちを決めると、岡田峻(商3=愛工大名電)も得意のフォアハンドでの攻撃が光り、相手に攻めさせることなく3―1で完勝。昨日初白星を挙げた平野・横山輝(政経4=大阪桐蔭)のダブルスは第1セットこそ落としたが、相手のミスを誘うプレーでその後の3セットを連取。ゲームカウント3―1と勝利に王手をかけた。
 しかし強敵早大、簡単には勝たせてもらえない。5番手の松下海輝(商2=希望が丘)は2―1とあと1セットのところまで早大を追い詰めたが「相手のペースになってそのまま引きずってしまった」(松下海)とフルセットまでもつれ込んだ末に敗北。
 最後は神巧也(政経3=青森山田)が決めた。第1セットは立ち上がりが遅く1―8と大きく離されたが「途中で吹っ切れて戦術を考えながらできた」とそこから驚異の10連続得点でこのセットをものにする。そのまま勢いに乗り、競りながらもセットカウント3―0と粘り勝ち。この勝利が神にとってリーグ戦通算28勝目となり、特別賞の受賞が決まった。

 見事に昨年秋のリベンジを果たした明大。しかし「ここからが本番」(横山)とすでに気持ちは明日の駒大戦へ向いている。リーグ戦も終盤に差し掛かり、残りは3試合。目標の全勝優勝へ油断は禁物だ。

[板橋洋子]

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◆9・5 駒大戦:10:30~ 中大戦:15:00~
≫会場アクセス
・大田区総合体育館
――京浜急行本線「梅屋敷駅」より徒歩5分

※入場料無料