全勝優勝へ盤石 開幕3連勝!/関東学生秋季1部リーグ戦
筑波大戦は苦戦を強いられた。3ゲームを連取し、4ゲーム目もセットカウント2-0まで持ち込んだ。誰もが明大のストレート勝ちを確信した。しかし相手が粘りを見せなかなか決めきれない。最終的に3セット連取されこのゲーム落としてしまう。「勝てる試合を落とした」(横山輝・政経4=大阪桐蔭)、「昨日このペアで負けてたので変に意識してしまった」(平野)と、有延大夢(商1=野田学園)のケガのために作られた、組んで2週間のペアという事もあり不安定さが出てしまった。この敗戦で完勝ムードが一転した。5番手の岡田峻(商3=愛工大名電)は「戦型を変えたり、緩急をつけることができなかった」とフルセットの末このゲームも落としてしまう。チームの悪い流れを断ち切ったのは、平野だった。「流れとか気にせず、とにかく思いっきりプレーすることを心掛けた」(平野)と気迫を見せストレート勝ち。粘る相手を振り切り、見事勝利に導いた。
日大戦は明大らしい戦いを見せた。2番手の平野は先に2セットを連取される苦しい展開。しかし「相手のプレーをよく考え、それに対応することを心掛けた」(平野)とそこからの修正能力を見せ、逆に3セット奪い返しこのゲームを制した。勢いそのままに続く岡田も勝利。ゲームカウント3-0で平野・横山組を迎えた。秋季リーグでここまで2連敗と力を出せていなかったが「ここで勝つか負けるかで、今後このペアが上がっていくか、下がっていくかの境目だった」(平野)と絶対に負けられない一戦だった。結果は勝負強さを見せ、ストレート勝ち。明日以降にもつながる大きな1勝となった。
明日はライバル早大との対戦が控えている。手強い相手だが、優勝のためには越えなければならない壁だ。昨年、秋季リーグ戦は同校に敗れ優勝を逃しているだけに絶対に負けられない。春秋連覇へ、明大の戦いは続く。
[佐藤広樹]
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