ルーキー勝亦が5位タイ入賞/日本学生選手権

2013.09.02
 力は尽くした。1年生ながらチームの主力として活躍する勝亦悠斗(営1=富士市立)が通算8アンダー、首位と2打差の5位入賞を決めた。須崎友貴(商2=佐野日大)、正野有道(法2=杉並学院)は共に第2ラウンドで敗退となった。

 首位と2打差の6位で迎えた最終日。前半はなかなかバーディが取れないものの、我慢のゴルフでしのぐ。しかし8番ホールでは課題としていたショートパットに苦しみ、痛恨のボギー。「あそこだけ狙い過ぎた。もったいないミス」と悔しがった。

 後半からは雨も降り始め、コンディションは悪くなる一方。それでも「雨は気にならなかった。逆に気持ちを切り替えるチャンスだと思った」と12番、13番と連続バーディ。一気に流れに乗るかに見えたが、パー3の15番でボギー。「集中力が切れて、最後の4ホールでどたばたしてしまった」と17番でもボギーをたたくが、迎えた最終18番では約10mのバーディーパットを沈めた。ガッツポーズも飛び出し「最後だけ決められて良かった」とほっとした表情を見せた。

 初出場で上位進出を果たした勝亦には今大会の来年度の優勝にも期待がかかる。それでも「まずは秋のリーグ戦。個人でMVPを取りたい。朝日杯でも優勝を目指す」と、まずは目の前の試合を見据えた。成長を続ける大物ルーキーの今後に目が離せない。

[石渡遼]

試合後のコメント
勝亦

「前半は思うようにスコアを伸ばせなかったです。8番のボギーはとてももったいなかったかなと思います。狙いに行き過ぎたところはありました。後半は切り替えるチャンスだと思い、バーディを取りにいきました。ただ、パー3でボギーをたたいてしまったり、最後の4ホールでどたばたしてしまったのが悔しいです。雨は特に気になりませんでしたが、集中力が切れた場面が何度かあったと思います。最後決められたのは4日間やってきたことが報われたような気がしました。これからはショートパットの精度とティーショットを安定させたいです。秋のリーグでは個人でMVPを取りたいし、朝日杯でも優勝したい気持ちは強いです」