インカレ直前特集(4)主将、副将インタビュー

2013.08.27
インカレ直前特集(4)主将、副将インタビュー
 いよいよ自転車部にとって集大成となるインカレが直前に迫ってきた。8月29日から9月1日の4日間、青森県八戸市で開催される。総合成績10位に終わった昨年に比べ、今年は即戦力のルーキーも加わり、目標の上位入賞へ向けて万全の状態で挑む。そんなインカレを直前に控える選手たちの様子を4回にわたって取り上げる。
 最終回はチームを引っ張る主将、副将に話をうかがった。

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ラストイヤーに懸ける西沢

西沢倭義主将(農4=北桑田) 出場予定種目:4kmチームパーシュート、ロードレース
――最後の集大成となるインカレを迎えていますが

 もうやるしかないという気持ちですね。団抜き(チームパーシュート)に関しては、チーム種目なので力を入れています。今年はチームスプリントも団抜きも3、4位以上に入れる力は持っていると思うので、ダブル入賞という感じでやっていきたいです。

――チームパーシュートは他大学のレベルも高いですが
 そうですね。飛び抜けているチームもあって、その下で均衡しているチームが何チームかあるような感じです。その中での戦いになると思いますが、最後は4人が気持ちを切らさないことだけですね。目標タイムの4分25秒を出せれば3、4位に入れると思うので、達成したいです。

――2回の合宿を通して調子はどうですか
 団抜き、ロードともに合宿を重ねるごとに調子は上がってきています。団抜きに関しては、最後の合宿でもベストタイムが出ていたので、まだまだ伸びる余地はあるのではないかと思っています。

――主将としても最後の大会となりますが
 やっぱり一年間はあっという間だったなと。もっとこうしておけば良かったということもあれば、これで良かったのかなと思うこともありますし、あとは下の代に何か残してあげられればなと思っています。

――こうしておけば良かったこととは具体的にどのようなことですか
 常に先を見て行動しなければいけないという部分で、なかなか指示を出したり、全体で行動する際にもみんなをあたふたさせてしまうこともあったので、迷惑を掛けてしまったなと。

――今回のロードレースのコースについては
 1年生の時にもこのコースは走っているんですけど、(実際に合宿で走ってみて)その時よりもなかなかきついかなと。やはり完走者は少ないだろうし、サバイバルレースになると思うので、前の方で食らい付いていければいいかなと思います。1年生の時はただただがむしゃらだったので、覚えてないですね。本当に必死で集団に食らい付いていたイメージです。

――そのコースでどんなレースをしていきたいですか
 今は3年生が力を持っているので、そのみんなをしっかり入賞させられるように動ければと思っています。個人的にはクリテリウムの方が得意なので、今回のようなアップダウンのあるようなコースでは、がつがつと出ていくというより集団に待機してしっかり完走しつつ、やはり逃げの展開もできると思うので、他の選手を前に送れるような動きができればなと。

――同じロードレース出場の選手で調子の良い選手は
 今は鈴木(快彰・政経3=横浜)ですね。富士山での合宿でも絶好調だったので、しっかり勝ってくれればと思っています。

――昨年のインカレ後主将に就任してから様々な大会で結果が出てきている印象ですが
 これまでインカレまでに優勝もあり入賞もあり、いい流れで来ていると思うので、最後のインカレでこけることがないように、最後の締めなので集中して全力で取り組みたいです。

――目標とする総合順位は
 総合では3位ですね。先ほど言ったように、本当にインカレまでみんなが集中することが大事だと思うので、自分はその中心に立って指揮していけたら、結果は付いてくると思います。

ロードレースでの走り期待が懸る金井<
ロードレースでの走りに期待が懸る金井

金井誠人副将(法3=日大豊山) 出場予定種目:インディヴィデュアルパーシュート、4kmチームパーシュート、ロードレース
――インカレを直前に控えていますが

 昨年よりはいい状態で臨めそうです。個人追い抜き(インディヴィデュアルパーシュート)に関してもいいタイムが出ていたので、ある程度の順位を出していきたいです。しかし一番はロードレースだと思っています。完走が目標というより、入賞を狙っていきます。1、2、3位のどれかに入れたらいいですね。

――年間のロードレース・カップ・シリーズでも現在1位をキープしていますが
 そのこともあるので、年間のカップ戦でも走れて、そして大きいインカレのロードレースでも走れるということを周りに見せつけたいですね。

――今回のロードレースのコースについては
 事前に合宿行ってきましたが、ひたすら登りですね。昨年よりもきついです。登りは苦手ではないのですが、おそらくサバイバルのようにどんどん選手がいなくなっていく感じのレースになると思うので、それにひたすら耐えて、ラスト3周で勝負したいです。

――最後にインカレへ向けて抱負をお願いします
 (年間のロードレース・カップ・シリーズのポイントリーダーに与えられる)黄色と青のチャンピオンジャージーを持っているので、今度は青と白のジャージーを持って帰れるように頑張ります。

◆第69回 全日本大学対抗選手権自転車競技大会◆
日程:8月29日~9月1日
会場:八戸市自転車競技場(トラック競技)
   青森県三戸郡階上町 公道周回特設コース(個人ロードレース)